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トレーニングを始めて体の不安がなくなりました(山田博さんVol.2)

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今回インタビューさせていただいたのは山田博さん

株式会社森へ代表取締役 1964年 東京都生まれ。1987年、東北大学教育学部卒業、株式会社リクルート入社。人材採用、採用広告・教育研修の企画営業、営業マネジメント、教育研修事業の事業企画の仕事に従事。自らが受けたコーチングで、人生の方向性を見出したことがきっかけとなり、コーアクティブコーチングを習得。2003年CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)を取得し、2004年に独立。また、長男の誕生をきっかけに親子、家族がお互いを育み合う関係を支援する活動を始め、2005年にNPO法人ファミリーツリーを設立。各種ワークショップやキャンプ活動を展開している。2006年からは、自然の中で自分を見つめ、感じる力を解き放つ「森のワークショップ」もスタートさせ、現在は経営者向けの「森のリトリート」を展開。2011年、人が自然、大地とのつながりを思い出し、ずっと先の世代までこの地球ですべての生命と共に平和に暮らすという願いを込めて、株式会社 森へ を設立。http://www.totheforest.jp/

前回は、50代になったことをきっかけに、疲れが回復する体を目指して、1日15分の筋トレをスタートさせたお話を伺いました。
今回は続けてきたことでの変化についてお話をうかがっていきます。

体は正直ですね。やった分だけちゃんと変わるんです。

_実際にやってみて成果を実感しているから、その言葉に力があるんでしょうね。運動を始めたい!って始めるというより、自分の人生に関連して体を変えていきたい、そんな人が実は多いのではないか?と感じました。

そうですよ。だいたいの人は僕みたいな感じだと思います。元気になりたいとか、たぶんそんな感じなんです。マラソンを走りたいとかよりも、ちょっと細くなりたいとか。そのぐらいなんですよ大体。

 

_でも、それをトレーニングで解決できるということを知っている人は実は少ないのかもしれないですね。姿勢が悪い=生まれつきの癖と思っている人もいるでしょうし。立っていて疲れるのは仕方ないとか。でも本当は体をトレーニングで変えていくことで解決することがあるんですよね。

変化していくんですよ。だから僕も本当にびっくりしました。トレーニングで出来るんだと思って。老化に伴って疲れるとか、姿勢が悪くなってくることに、解決策がないと思っているから。それかスポーツジムにとりあえず通うか、なんとかダイエットとかのメニューを受けるとか。選択肢がほとんど無い状態。でも、それだけでは成果がでないから続かない。

 

_そうですね。続かない人が多いと私も感じています。それなのに、地味なトレーニングを週4日も続けていらっしゃる。

僕が紹介した人たちも、聞くと変化の実感があると言います。確かに変わってきた、と。成果がでると、続くんだよね。同世代の仲間とも話しているとほとんどの人が体の話をする。みんな気になってるんです。僕ら50歳を超える人達には、すごいニーズがあるんだと思います。体の老化。40代の後半から急激に変わるんですよ。それをすごく実感する。

 hrosiyamada

_ご自身でですか?

大体、みんなが実感するのが疲れやすくなったとか。疲れが取れないっていうんですよ。あと、飲むのが好きな人は、二日酔いが取れないとか。そんなに飲むなよって思うんだけど。要するに若い頃は、毎晩飲んでも大丈夫だったのに、最近は次の日に残るようになったって。それは老化だと。40代後半からすごい感じます。あと、50っていう年齢ね。これがインパクトあります。

 

_いや40でもかなりインパクトありますよ。

女性は30、40くらい、男はね、50って大きいんですよ。

 

_でも50に近づくに連れて結構ドキドキしますね。

しますかやっぱ。

 

_未知の世界すぎて。

そうだよね。僕も40になる時に思った。40代ってどういう世界なんだ?って。

 

_たしか40歳の時に独立されたんですよね?

39歳の時ですね。そのときは、体のことなんか1ミリも考えていませんでした。

 

_若いときは体力があって、しかも肥満でもないので、その辺りは気にせずにやってこれてしまったんですね。

スルーしちゃったんですね。多少無理しても大丈夫。そういうのにあぐらをかいてずっと来たわけですよ。

 

_これから、体力がついてくると、いろいろとエネルギーが湧いてきそうですね。

そうですね。そのくらいのほうが良いと思いますね。やっぱり、やりたいことがある人にとって、エネルギー量ってすごい大きな問題なんです。気合だけじゃもう絶対に動かないので。若いころは気合でなんとか頑張っているけど、気合だけじゃ体が動かなくなってくるんですよ。その時にわかるんです。あ、ダメだこりゃ、って。

 

_トレーニングを初められてどうですか? 外からの評価も、ご自身の中での認識も変わってきて、ちょっと不安に思ってた気持ちはどのように変化していますか?

今は不安がないですね。トレーニングをやったおかげで、地道なんだけども、ちゃんと続けていれば今後も少なくとも維持はできる感覚があります。さらに、人間の体の感覚って敏感になっていくものですね。最初トレーニングし始めた頃は、ただ教えてもらったことを真似するだけで精一杯。今は、どこの筋肉が動いているだとか、どこの筋肉がついてきたとか、わかってきてるんですよ。

 

_体と対話ですね。

そうなんですよ。これはすごい違うな、と思うんですよ。

 

_トレーニングをしているうちに徐々にそうなっていったんですか?

だんだんとです。最初は全然わからなかったんです。ただ辛いだけで。今はこの動きをすると、肩甲骨の間のここのところを使っている、とか、寄っているな、とか。おしりのこの辺りを使っているな、とかわかります。

 

_そこまで自覚できるようになったんですね。トレーナーの指導も良いのだと思いますが、すごい変化ですね!

やっぱり1年以上やるとわかるってくるんだと思います。全部は無理ですが。トレーナーが意識するポイントを必ず言ってくれるんです。ただやるのではなくて、ここを意識してやってください、って。だから自然と意識しちゃう。教え方はとても上手です。

 

_本当に身についてきているという感じがしますね。博さんがインタビューされている記事で「体験しないことはわからない」といった感じのことをお話されていたのが印象に残っているのですがトレーニングもそれに近いものがあるのかな? と今お話を伺っていて感じたのですが。

そうです。僕はそういうタイプなんですよ。体験したことしかわからない。そう思っているんですね。体だけじゃなくって、コーチングの技術も、会社のことも、全部体験してから気がつく。あ、こういうことだったのか……って。それを繰り返して生きていたので、体はそれで言うと、正直ですね。

 

_体は正直?

正直ですね。やった分だけ、結果が出ます。それはなんか、わかりやすいと思います。体験してわかったんですけど。やればちゃんとなるし、ちょっとサボると背中とかが凝ってくる。例えば週4日やらなきゃいけないのに、3日空いてしまう時がたまにあるんですね。そうすると、やっぱり凝ってるのがわかるんです。

 

_そんなに、変化がでますか?

日があいて、さぼってしまうと背中の凝りがきたなって思うんですよ。1日おきにちゃんとやればそういうこと起きないんです。

 

_もうアスリートみたいですね。その体の感覚。

そうですか。でも、本当にわかりますよ。頭で考えることはごまかせるんですよ。言い訳出来るっていうか。だけど、体は、ごまかせない。

 

_体はごまかせない。

ごまかせないんですよ。すぐに出ちゃう。だから、体のことって面白いなって。こんなに正直なんだなってこと。

 

_やり続けるってことですね。ゴールがない、終わりなき……みたいな。

終わりはないんですよ。たぶん、ない。ずーっとやるんです。

 

_それをできる人ってなかなか少ないですよね。ゴールがあるから頑張れる!ことってありますよね? でも今は、感覚的に定期的にやらないとダメになっている。

ダメになっちゃったんです。どこまで続くかはわかんないですけど、励みがあればできる。気合だけでは無理。だから、自分の体が維持されているっていう充実感とか、良かったっていう、やりがい。あとやっぱり、トレーナーという相手がいること。月に1回程度、会った時にさぼっていると、がっかりさせるじゃないですか。たまに最近どうですか? ってメールも来るんですよね。その時に今こんな状態ってのをやり取りできるとまた励みになるんです。

 

_へぇ、おもしろい。コーチングのセッションの時に「やってないって言いにくい」って、どなたかとの対談の中でおっしゃっていましたね。それに似ていますね。

似ています。コーチングにとても似ています。

 

_やってないって言いにくい。

やってないって言いにくい。やったよって、言いたい。その時にまた、次のことを言ってくれるので、あ、そうすればいいんだとか。あと、やれない理由を聞いてくれる。言い訳も聞いてくれたりする。たまには言い訳したいじゃないですか。

 

_そうですよね、一応こっちも忙しいし。

いやぁ「忙しくって、ちょっとできなかったんです」っていうことを言えるだけですごく違うんですよ。聞いてくれるから。でもその後、容赦ないんですけどね。じゃあ、その分やんなきゃねって。やり取りが発生するのが良いんですね。たぶんひとりにされて、ずーっと1年やっといてくださいだったら、たぶんやれないと思います。

 

_伴走者って感じですね。

伴走です。伴走がいてくれるってことはね、これは続きますね。

 

_さらに、きちんと目的、目標を持って、段階を経て次へ次へステップ踏んでいくっていうのもいいですね。

それもコーチングに似てますよね。コーチングも目的があって、伴走してるんです。定期的に会話するだけでね。それによって相手が自分は次に何をすれば良いのかなって。この1ヶ月やったことを振り返れるし、次はどうしたら良いのかなっていうのはその会話によって明確になるんですよ。そうするとやれる。この繰り返しなので、コーチングも。すごい似ていますね。

 

_ご自身でコーチングをやられているからというのもあると思いますが、目標の設定の仕方が根本的だな、と感じました。例えば普通だと、ランニングを始めてフルマラソンを走ってみたいとか、どっちかというと、DOの部分で設定していると思うんですよね。でも博さんは、仕事や人生で達成したい目標があって、それのために自分のBeingに最初から目標が設定されていて、それがたぶん自分で自分をモチベートする良い方法なんでしょうね

すごい! まさにそうだと思います。

 

_ご自身の目標の設定の仕方が、とても上手だと感じました。

それには慣れているから。

 

_だから、全然苦じゃないんですね。決めたことに向かっていけるっていう。

今DOとBEって言ってじゃないですか。BEの方にモチベートされるんですよね、人は。要は訓練しているんですよ、自分を。DOで何センチ出来るようになりましたとか、何秒縮まりましたとか、嬉しいけど興味ないんです。もともとどんな自分でありたいかとか、それによってどう貢献したいかっていう方に惹きつけられているんですね。

 

_それがもう、最初の段階で出来ているので続くんですね。例えばフルマラソンを4時間で走りたいという目標だと、4時間で走り終わっちゃったあとは、次の目標が、じゃあ3時間半にしますか、となっていって、結果燃え尽きちゃう人って多いと思うんですよね。

いると思います。マラソンでも、じゃあ何時間何秒で走りたい。でも本質的にはそれを走ることで、どんな自分になりたいんですか? っていうことなんですよね。

 

_そうですよね。

それはBEのところじゃないですか。DOのところは、それで良いんだけど、それで何が得たいんですかって。そこがはっきりしていると続くんですよ。

 

_それをちゃんとキャッチしたトレーナーも素晴らしかったんだと思いました。やりたいことをやれる体になりたい、っていう抽象的なオーダーに対して、どこに目標をもっていっていいかわからないんじゃないですかね?

はい。トレーナーの彼女は素晴らしいと思います。

僕の話はこんなんでいいのでしょうか?

 

_とても素敵なお話だと思います。50代の励みになりますよ。

50代頑張りましょうよって感じですよ。50代はまだまだ若いですからね。

 

_若いですよ。やっぱり、やりたいことやっている人には、それだけの気力と体力があるので見た目も若々しいですよね。

若いです。僕の周りの方々でやりたいことをやっている人はみんな若いです。年齢的には60歳でも50歳くらいかなっていう人ばっかりですよ。

 

_私は周りにいる50、60代の方もみなさん生き生きと、ボランティア活動など積極的になさっています。

体と、それからやっぱり目的意識ですよね。少し広げた目的意識。ボランティアの人が元気なのは、人のために何かをしているからだと思います。自分のための時間じゃなくって、人のためになにかしようって気持ちはすごいパワーなんです。これはもうね、無限パワーですよ。

 

_生きがいですね

自分のためにやることはね、程度があるんです。自分のためになんか欲しいとか、買いたいとか、買ったら終わりなんです。手に入れたらおしまい。人のためっていうのは、ずーっと無限に続くから。もっともっとこう、エネルギーが。これはすごいなって思います。それに火をつけることじゃないかな。

 

_あとそれに伴った体力をね。

心に火をつけて、体に火をつければ、これはもうね、止まらないですよ。

そういえば、先日人間ドッグを受けたんですけど、CTで脂肪の率と筋肉の量の比率が30代後半だって言われました。

 

_素晴らしい!トレーニングの成果ですか?

はい。トレーナーにも報告しました。なにかやっているんですか?って医者に聞かれたので、トレーニングのことを話しました。

 

_とてもいい成果ですね! ますますやる気が出ちゃいますね

やる気でますね。とても嬉しかったです。これで、またしばらくモチベーションは続きます。持久力がついてきたら、今度は運動かなって思っているんですよね。今はまだ運動らしき運動はしてないので。隙間時間に出来る運動、何がいいかな、って考えているんです。

 

_それでしたら、ランニングか、ウォーキングか、水泳か自転車かみたいな感じですかね?

来年はいよいよ運動かな。51歳にもなったし。とか思っていますね。

 

_また新しい世界が開けますね。

次はいよいよ走るかとか、歩くかとか。嫌いじゃないですけどね、やっぱね。隙間時間で出来る画期的な運動があるといいですよね。

 

_ランニングとか結構どこでも走れますし、都内にはランニングステーションや銭湯もありますし。男性はお化粧しない分、短時間でできると思います。

そうか、ぱっと出て走ればいいんですもんね。それいいね。いいこと聞きました。この週末にランニングウェアを買おうかな。

 

_トレーニングをはじめてみて一番良かったことは何ですか?

良かったことね。やっぱあれかな、体の不安がなくなったことですね。これをやっていれば大丈夫だろうって思えたことですね。

 

_体の不安がなくなるってすごいことですね!

超大きいです。病気にはなる時はなるので仕方ないですが、体が動かなくなるとか、以前みたいに背中の痛みで夜中に目が覚めてしまうとか、そういった不安はなくなりました。これは大きいです。精神的なものはね。

 

_実際にそういう体のなってきているわけですからね。トレーニング以外に気をつけていることはありますか?

睡眠をよくとるようにしています。食事も、基本的に家で食べます。ほぼ外食はしないです。仕事柄、夜コーチングをしているので家にいるんです。だから飲み歩いたりできないんですよ。食事もほぼ手作り。子どもたちと一緒に食べています。

 

_とても健康的な生活ですね。会社員時代とは全然生活は違いますか?

違いますね。今から考えたら、なんで死ななかったんだろうって思うくらいハードに働いていましたね。だって1日睡眠3時間とかで、毎晩のように飲んでましたからね。ありえないですよ。

 

_でも体力はあったってことですね。

あったんですよ。20代の頃、毎日そうでしたもの。食べてるものと言ったら焼肉か、ラーメン。最近トレーニングをやり始めて体に目を向けるようになってから、よく今まで壊れずにやってこれたな、と自分の体に感謝しています。

 

_では、最後に今同世代で体に不安があるとか、これから何かしたいなって思っている人に向けてメッセージをお願いします。

メッセージですか。そんな偉そうなメッセージはないんだけど、やっぱあれかな。何か不安に思った時に始めたほうが良いってことですね。いつかやろう、いつかやろうって思っていても、いつかは来ないってことですね。何か感じた時にやるべきかなって思います。特に僕らの年代の人は、体のことに取り組むか取り組まないかで、この先10年後にすごい差がでるってことは明らかだと思います。充実した人生を送りたいと思ったら、早めに始めることですね。あとは、いきなりたいそうなことやろうと思わないほうがいいですね。ちょっとずつ始めていく。

 

_ちょっとずつですね。

1日10分とかね。僕みたいに1日15分とか。見栄を張って1日1時間やってやる!とか、そんなことできないから、実際には。1日5分でいい。そのくらいでやったほうが続くと思います。

 

_博さん、今日はありがとうございました。これからまだまだやりたいことがある。そのビジョンのためにトレーニングを始めたという博さん。何かのスポーツを始めたい、とか、フルマラソンを走れるようになりたいといった動機で始める方が多い中、自分の人生に必要なこととして、トレーニングをとらえ、地道に地味なトレーニングを続けている。その結果、体への不安がなくなったと話してくれました。この先の人生をより豊かにいきるために大切なものを得た、そんな風に感じました。博さんのように、体を見直すことでやりたいことへのエネルギーが湧いてくる人がこれからもっと増えるといいな、と思います。

 

この記事の著者

森村ゆき
森村ゆき
RunforSmile株式会社代表取締役。2004年に初挑戦したホノルルマラソンで、改めて体を動かす素晴らしさを体感し「より多くの人に体を動かす素晴らしさを味わってほしい!」と“スポーツ”と“コミュニティ”をキーワードに、さまざまな活動をスタート。
2005年、ホノルルマラソン完走をきっかけに友人たちと立ち上げた『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』は、楽しみながら走ることで世界の子どもたちをサポートする仕組みをうみ、現在までの寄付額は約7000万円にのぼる。現在は、「体を動かすこと」でその人の健康を見直すきっかけを作り、「いつまでも健康で豊かな人生を送る人を増やしたい!」と、体に関するセミナーや大会の企画運営、講演、スポーツボランティアのマネジメントなどを行っている。
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