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産後太り解消のために始めたランニング。子育てでのイライラも気持ちもリセット。(飯野久子さんVol.1)

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今回インタビューさせていただいたのは飯野久子さん

中学3年、小学6年、小学2、三人の男の子の母。ご主人の開業する歯科医院で歯科衛生士として勤務。2011年1月から子育てで忙しい毎日を送る中で、簡単にできるランニングをスタート。ダイエット目的だったランニングにすっかりはまり、近所を30分走ることからスタートし、今では、フルマラソン、ウルトラマラソンを経験し、2015年には、憧れだった長谷川恒男カップ(ハセツネカップ)を見事完走。今年は、Fun Trails 100K roundにエントリーして完走を目指しています。

 

_今日はよろしくお願いします。飯野さんには、2015年秋からスタートした、このサイトのランニング部の副部長を担っていただいておりますが、日々アクティブで、様々なことにチャレンジし、楽しそうに走っている飯野さんが今に至るまでのことを伺っていきたいと思っています。飯野さんがランニングを始めたきっかけはなんですか?

子供を出産して、1人目、2人目のときは、産んだらすぐに痩せたんです。それが、3人目のときは、妊娠中に8キロ太って、産後2日で8キロは元に戻ったんですけど、授乳をするからかすごくお腹がすいてしまって、毎日どんぶり飯を食べたり、ご飯の間におにぎり食べたり、とにかくすごく食べていたんです。そうしたら、産後太りになってしまって、8キロやせたのにプラス5キロ。でも自分では太った感覚はまるでなくて。子供の運動会の時の親子競技で撮ってもらった写真を見てびっくり。最初写真を見ても誰だかわからなくて。太りすぎていて…。誰と一緒にうちの子は競技しているのかな?って主人に「これ誰?」って聞いたら、爆笑されましたね。このままでは、今までの洋服も着られなくなるし、大変!と思って授乳が終わってから食事の量を普通に戻すようにしました。

 

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_今よりどのくらい太っていたんですか?

今より10キロくらい。それで、食事を普通食に戻して、おやつは絶対に食べないって決めました。

 

_普通に戻すっていっても、そんなに簡単ではないですよね?

そうなんです。そこで、食事だけではなく運動もしたら痩せると思って、ランニングをスタートしました。ランニングをすれば、痩せるのもわかっていたので、朝5時に起きて、5時半から最初は30分くらい走りました。

 

_いきなり30分は結構疲れたんじゃないですか?

中学、高校ではテニス部、バレー部に所属していて、基本的に体動かすのは好きだったんです。昔の経験があるから30分位はいけるだろう、と思ってたんですけど、最初はすごく息切れしちゃって、体が重いんです。走り方も忘れていましたし。どうやって走ったらいいんだろう?て。すごくハァハァいっちゃって。お散歩している人に「おはようございます!」っていうのもやっとで、「私に声を掛けないで!」って思いましたね。でも1回走ったらものすごい気持ちがよくて。日を浴びているのも気持ちよかったですし。走るってこんなに気持ちいいんだ~!って。

 

_どのくらいの頻度でやっていたんですか?

ほぼ毎日。

 

_ほぼ毎日ですか!

流石にやせますよね。

 

_最初からよく続きましたね。

疲れて30分走れないな、という日は「今日はあの木までにしよう!」とか自分のルールを決めて。そうやって走っていたらあっという間に痩せて、5キロ戻りました。しんどいのも、続けるうちにだんだんと楽になってきました。朝、子供たちは寝ている時間なので誰にも迷惑かけないじゃないですか。お母さんってなかなか自分だけの時間ってないんです。子育てって24時間フル稼働だから。走り始めたら、自分だけの時間がものすごく新鮮で、自由だ~!全部自分の時間だ~!とうれしく思いました。そこで子育てでのイライラとかも全部解消されちゃう。汗をかくことで全部すっきりする。子育てってイライラすると終わりなので、なるべく自分がニュートラルな状態でいられるように心がけています。子供って親の心を感じ取るのがすごく上手で、ママがイライラしていると子供もイライラしちゃう。ママに余裕がないと泣いちゃうんです。だから常にイライラしても何もなかったようにしていようと思っています。

 

_ランニングすることでそのバランスをとっていたとか?

走ることでリセットできました。走って汗を流して、嫌な気持ちも一緒に流れていく。もやもやしているときほど走ったほうがいいかなって思います。

 

_お母さん、走って朝からすっきり!って感じだったんですね。走るのは家の近所ですか?

自宅の近くに野川という川があって、とてもきれいなんですよ。信号もないし、少し行くと、砧公園までいけちゃうし。走るのに、とてもいい環境が近くにあってよかったな、って思います。

 

_30分のジョギングからはじめて、今ではフルマラソンやウルトラマラソンを走られていますが、どうやって距離を伸ばしていったんですか?

元々は、フルマラソンを走りたいとかはなかったんですけど、東京マラソンに当選しちゃって。2012年の8月に申込みをして、10月に当選がわかって、これは練習しないと走れないぞ!と思って。

 

_たまたま申し込んだら当たってしまったんですね。それまでに走ったことがある距離って最長は?

基本は、毎朝の30分のジョギングなので、ゆっくり走ってだいたい4キロから5キロでしたね。だからフルマラソンってすごい距離だな~って。その頃はまだランニング用の距離が計測できる時計とかも持っていなかったですし。大会までにはとにかく練習で長い距離を走らなきゃと思って、練習しました。まずは10キロ以上チャレンジしようと思って、最初は何もわからなかったので、お財布もドリンクも何も持たずに多摩川を走りに行ったのですが、遠くまで行きすぎて、疲れて、戻れなくなってしまって。結局帰りは歩いてしまって、トータル3時間かかりました。距離にして、15キロくらい。

 

_家族もいきなりフルマラソンにチャレンジすることになって、びっくりしたんじゃないですか?

「無理だよ。」って言われましたね。さらに、父が陸上部出身なんですけど、「絶対無理だ。」って言われて。無理って言われたことにカチンときましたね。これからチャレンジしようとする人になんてこというの?って。その一言が私に闘争心に火をつけましたね。

 

_元陸上部のお父様からアドバイスなどは?

父は、800mなど中距離が専門で、こういう練習したほうがいいとか言って来るんですよ。私はただ完走できればそれでいいのに、速く走るためにはとか、走り方が悪いとか、着地がよくないとか。だめだしばっかり。

 

_本格的な陸上のアドバイスがあったんですね。結局練習はどうしたんですか?

練習として、東京マラソン本番前に大会出てみようと思って。まずは、10マイル(約16キロ)の大会にでたんです。それでそのあと、東京マラソン前にフルマラソンも経験しておこうと思って、主人の実家のある鹿児島で「いぶすき菜の花マラソン」にでました。

 

_え?東京マラソン前にフルマラソンを走っちゃったんですか?

今はフルマラソン前には30キロ走をやったほうがいいとか情報はありますが、その時はまるでわからなくて。フルマラソンを走れれば大丈夫だろうと思って。

 

_じゃあ、それが初マラソンになったってことですか?

そうそう!

 

_東京マラソンが初じゃくなってしまったんですね。なんかもったいない感じがしますが。走ってみてどうでしたか?

アップダウンのきついコースでしたが、5時間くらいで完走できました。しかも、楽しくて、楽しくて仕方なかったです。

 

_初めてで、そんなに楽しめるってすごいですね!辛くはなかったんですか?

町全体で応援してくれて、エイドでは、次から次にいろんな食べ物も出てきましたし、磯辺焼きとか、豚汁とか。「次のエイドまであと何キロ」って書いてあったりして。それで、次までがんばろう!次は何を食べられるんだろう?っていうのが楽しくってあっという間に終わっちゃいました。足はもちろん痛かったですが、それを忘れるほど楽しんじゃって。フルマラソン完走できたので、これで、東京マラソンも絶対大丈夫だって。

 

_すごいですね!では、東京マラソンのときは気持ちには余裕があったんですね。

フルマラソンを走り切れていたから余裕があって、それがなかったらすごく不安だったと思います。

 

_それが2012年なんですね。結構最近と言えば最近ですね。

そうですね。東京マラソンはその後、3年連続で当選して走りました。東京マラソンは、一番最初に走った時の楽しさを思い出すので、他の大会よりがんばれますね。

 

_飯野さんは現在多くのランニング仲間がいらっしゃいますが、今一緒に走っているランニング仲間とはどのように出会ったのですが?

アメブロでブログを書いていて、ブログの機能の中にランニングのグループがあり、そこで今の仲間と出会いました。趣味が共通だと話がはずみますよね。ネタも目標も一緒だし、そこからかなり広がりました。あの人があの大会出るなら、私もでようかな、とか。

 

_インターネットのグループでやり取りがあって、その後、どこかの大会とかで実際に会ったってことですか?

大会に出るときに「●●に場所取りしています。」とか情報があったり、「走った後に飲み会します。」というのがあって。それで会うようになりました。

 

_すごいつながりと広がりですね。家族もどんどんランニングにはまっていってびっくりしたんじゃないですか?

最初は何とも思ってなかったと思いますけど、ただ走っているだけだし。確かにエスカレートしていくのでちょっとびっくりしているかもしれませんが、応援はしてくれています。

次回は10月21日更新
最近は待っているトレイルランニングのお話もうかがっていきます。

この記事の著者

森村ゆき
森村ゆき
RunforSmile株式会社代表取締役。2004年に初挑戦したホノルルマラソンで、改めて体を動かす素晴らしさを体感し「より多くの人に体を動かす素晴らしさを味わってほしい!」と“スポーツ”と“コミュニティ”をキーワードに、さまざまな活動をスタート。
2005年、ホノルルマラソン完走をきっかけに友人たちと立ち上げた『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』は、楽しみながら走ることで世界の子どもたちをサポートする仕組みをうみ、現在までの寄付額は約7000万円にのぼる。現在は、「体を動かすこと」でその人の健康を見直すきっかけを作り、「いつまでも健康で豊かな人生を送る人を増やしたい!」と、体に関するセミナーや大会の企画運営、講演、スポーツボランティアのマネジメントなどを行っている。
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