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もやもやした気持ちが、 走り終わると「どうでもいいか!」と思った(紅谷薫さんvol.1)

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走ってみると気持ちいい紅谷薫  

今回インタビューさせていただいたのは紅谷薫(べにやかおる)さん

お仕事は大学職員。学生生活の相談・支援などを中心に仕事を行っている傍ら、ボランティアで『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』という世界の子どもたちを支援するためのチャリティーランニング大会の事務局に所属。大会の企画運営、スポンサー企業の対応、大学生ボランティアの面倒見役を担当。ランニングやフットサルなどを楽しんで続けている紅谷さんに話を伺っていきます。

 

 

_最近フットサルをやっているようですが、いつから始めたんですか?

2013年10月~始めました。今は月1回~2回程度です。

 

_フットサル以外は何かやっていますか?

今は、フットサルとランニングをやっています。

実は、社会人になってから運動は全然やっていなくて。

あ、ちょっとだけヨガはやっていましたが、 回数券を使いきってしまってから、いかなくなってしまいました。

 

_ランニングはいつからどういうきっかけで始めたんですか?

『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』というチャリティーランニング大会の

事務局の活動に2011年からボランティアで関わるようになり、

その事務局内の企画でJust giving(現Japan giving)というサイトを使って

チャリティーを集めるというのがありました。

その企画は自分が何かに挑戦することを、寄付という形で応援してもらうもので

私は1か月に50kmを走るというチャレンジを立てたんです。 それが、2012年3月。

 

_運動してなかった人が1か月で50kmのチャレンジ、よくやりましたね。がんばれた理由は?

ひとつは、事務局に入って1年目で、役に立てることが他になかったのと

もうひとつは、ランニング大会の企画をやる事務局だったので

走っている人の気持ちを理解したいと思ったんです。

 

_1か月で50kmのチャレンジは、誰かと一緒に走っていたのですか?

そのときはひとりでした。

人と走れるレベルじゃないと思ったし、 とにかく “やらなきゃ!”という気持ちが強くて。

実際走るのはひとりでしたが、応援してくれる方がいたのでひとりじゃなかった気がしました。

 

_よくひとりでやりましたね。走ってみてどうでしたか?

走ってみると、意外と気持ちいいと感じました。

仕事の悩みとかで、もやもやしてどうにもならない気持ちが、

それが解決は絶対しないし、答えがみつかるわけじゃないけど

走り終わると「どうでもいいか!」と思ったりして。

 

_それは走り始めてすぐそういう気持ちに気づいたんですか?

あるとき、走ると大抵、もやもやが解消しているなって、わかったんです。

そのうち、今日は嫌な人に会ったな~っていうときとか、

もやもやしたことがあると、 「今日は走りに行ったほうがいい!」と思うようになりました。

 

_それで、1か月で50kmのチャレンジは達成はしたんですか?

達成できたんです。

チャリティーも1万円ちょっと集まりました。

世の中には応援してくれるいい人たちがいるもんだな、って思いました。

自分が走るだけで寄付してくれる人がいるなんて! 本当に素晴らしい。ありがたいことです。

 

_1か月で50kmのチャレンジ以降も続けてみようと思ったのは?

実は、50kmのチャレンジが終わってから少しお休みしていて、 夏の間は何もしていなかったんです。

その後、2012年の9月にお台場で『ランガール★ナイト』という 女性だけのランニング大会があるのを知って。

華やかで、お祭りみたいに楽しそうだな~と思って、

ひとりで参加するのは寂しいので、職場の友人を誘って走ったんです。

 

ランガール★ナイト参加

 

_紅谷さんから誘ったんですか?

はい。

普段は走ってない職場の人に 「一緒に走りましょう!」と言って誘ってみました。

ちょっとびっくりされましたが、 私みたいに運動とは無縁そうな人が誘うから、

みんな大丈夫って思って来てくれたみたいで。

 

『ランガール★ナイト』のあとは、

10月に『PARACUP仙台』という震災復興支援のチャリティーリレーマラソンに出ました。

この大会に出た理由は、ボランティアで関わっている 『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』と

主催が同じということもあって、 仙台で私と同じように事務局として準備している人の

大会への思いに共感できたこと。

あとは、震災が起きた後、現地に行って何か活動することができなかったことが、

心のどこかに引っかかっていて。いいきっかけだと思って参加しました。

この時は走るだけじゃなくて、朝は準備を手伝って、

そのあと、即席チーム(チームで走る大会なのですが、1人参加枠があって、

当日出会った人とチームになる参加方法)に交じって参加しました。

リレーマラソンというチームみんなでタスキをつないで走る大会で、

みんなで走るということが楽しかったです。

 

そのあとは、12月には『NAHAマラソン』で初のフルマラソンにもチャレンジしちゃいました。

走るならフルマラソンに出てみたいと思ったので。

その後は年に1回はフルマラソンを走っています。

2013年には『ホノルルマラソン』2014年には宮崎の『青島太平洋マラソン』も走りに行きました。

 

ホノルルマラソン

 

_すごく積極的ですね。大会に出るときは、自分から大会を探して、みんなを誘うの?

『NAHAマラソン』のときは、友人が出ると聞いて、勢いにのって出てしまいました。

だいたいいつも心のどこかで、行ってみたいな、という気持ちがあって

『ホノルルマラソン』のときも、友人が行きたいって言ったのを聞いて 「私も行ってみたい!」って、

それで参加しました。

2014年に行った宮崎の『青島太平洋マラソン』は、 よく一緒に皇居を走っていたメンバーが出ると聞いて、

便乗しちゃいました。

 

青島太平洋マラソン

 

_やってみたいな、と思うと飛び込んでいくタイプなんですかね?

そうですね。 楽しそう! って思うとやってみようかな、と思います。

 

_普段はどんなところを走ってますか?

以前は職場から自宅に帰る途中で皇居に寄って走っていました。

皇居を走る仲間がいたので、一緒に走っていました。

『NAHAマラソン』が終わった後、 次は『ホノルルマラソン』で5時間を切ってみたいと思ったんです。

『NAHAマラソン』のタイムが5時間半だったので。

そのことを知り合いに話したら、皇居で走り方を教えてあげると誘ってくれて。

皇居で何人かと一緒に走るようになりました。

引っ越しをしてからは、職場との行き来で皇居を通らなくなってしまったので、

最近はもっぱら自宅の周辺を走っています。

 

_どのくらい走ってますか?

週に1,2回。のんびりと5kmとか10kmを走っています。

普段のランニングは、練習している感覚ではないんです。

運動っていう大それたものではなく、気分転換に歩くのと一緒。

散歩みたいなものです。ゆっくり走っていますから。

 

_散歩って感覚なんですね! 多くの人は、走りに行く前は、

腰が重いと感じていることが多いと思いますが、 散歩気分で気軽に走りに行く感じですか?

もちろん、気合いはいれますよ。

そうしないと走り出しがきついです。

今までは皇居に行って仲間もいたから、仕事の帰りに途中下車したらOK。

友人と一緒に走る約束さえすれば行けていました。

一緒に走ってくれる人がいれば大丈夫なんです。

今は、家の周りを走るので、家に帰ったら、絶対にどこにも座らないようにして、

着替えてすぐに走りに行きます。 家の中で座ってしまったら、走りにいけなくなっちゃうので。

 

_家に帰って絶対にどこにも座らないってすごい意志ですね!

そこまでして走りにいくモチベーションは? ダイエットとか?

もやもやしたり、うーんって、どうにもならない悩み事とか、

なんか、どうにもならない! と思ったら走りたくなるんです。

 

_走ったらどうなるの?

汗をかいて、悩み事は、もうどうでもいいや! ってなります。

 

_でもそれって、問題は解決していないですよね?

解決はしない、答えも見つからないし、名案が浮かぶわけじゃないし。

ただ、ちょっと頑張って走って、頑張った自分を認めているんだと思います。

汗をかくと、すがすがしくてすっきりするし。

たしかに解決はしないんだけど、 考えなくてもいいことだったかも! 

考えすぎだったかも! って思うことがあります。

 

_もやもやしていたものが、大きな問題じゃなくて、小さくなっちゃうイメージですかね?

よく考えたら大した問題じゃなかった……って思う。

あと、実は答えは自分の中にすでにあったな、って気づくこともあります。

 

だめだったらやめればいい。

やらないとわからないし、もったいない。

 

_紅谷さんは、社会人になって運動していなかったと 言っていましたが、

1か月50kmのチャレンジ以降、 数々の大会に出てますね。

何かをはじめるのに躊躇なく、

いきなりチャレンジしちゃうイメージがありますね。

そうかもしれません!

 

_日頃から何かを始めるときにはそんな感じなの?

とりあえず、やってみて、だめだったらやめればいいかと思っています。

やらないとわからないし、もったいない。

 

_多くの人は、どきどきしていきなり新しいことに飛び込めないと思いますが。

できなかったらどうしよう?とか不安で。

できなくて普通と思っています。

できなくて普通と思っているから、やってみておもしろいかどうかで決めているんですね。

とにかくやってみる。 『NAHAマラソン』でいきなりフルマラソンを走ったのはバカだったな、

とは思いましたけど。

実際にフルマラソンを走ってみたら、人間の走る距離じゃないよね、と思いました。

これを楽しいと思う人すごいな~! って。

『NAHAマラソン』ではサンタのコスプレで走っている人もいましたが、

あんな衣装をつけて走るなんて尊敬です。 自分は普通に走るだけで相当苦しかったのに。

その頃は、月2回位しか練習してなかったから、練習不足もあって、すごくきつかった。

フルマラソンを走ってみて初めて、もっと練習しなきゃだめだって思いました。

 

_できなくて普通。やってみておもしろかったら続けてみる。

紅谷さんにとってやってみて「おもしろい」ってどんなことですか?

私にとっておもしろい=未知との遭遇。

 

_未知との遭遇って?

スポーツに限らず、初めて見るもの、触れるもの、体験するもの そういうすべての「初めて」って、

その時点でわくわくする!ってことです。

初めてで、未知だからこそ、新しい出会いや新しい何かを知ったり、

吸収できたり 新しい世界が広がる予感がして、

それが私にとっておもしろいってことなんです。

 

_初フルマラソンを走り終わった後はどうでしたか?

すごく感動しました。感動と感謝ですね。

健康な体があって、こんな風に走りきれたこと。

ここまで元気に育ててくれた親にも感謝の気持ちがわいてきましたし、

一緒にこの大会に来た仲間がいてよかった、ということにも感謝の気持ちがわきました。

それから『NAHAマラソン』は、沿道の応援がものすごく多くて、非日常でした。

こんなに自分のことを応援してもらえるなんて! と、心の中に感謝がいっぱい広がって、

感動になりました。 完走した達成感もありましたね。

青島太平洋マラソン

 

_フットサルのための体力づくりとして、ランニングがいきてきますね。

いや、最近はあまり走れていないので。

フットサルのためにも、ちゃんとランニングで体力をつけようと思いはじめています。

ランニングはいろんなスポーツのベースだなって思うから。

 

2015年7月17日(金)Vol.2配信しました!
ハードルは低く、無理しない、ゆるく、長く。 そして、気負わないこと(紅谷薫さんVol.2)
Vol.2では最近はじめたというフットサルの話、
そして紅谷さんの「なんでもやってみよう!」精神の原点にも触れていきます。

インタビュー・文/森村ゆき

 

 

この記事の著者

森村ゆき
森村ゆき
RunforSmile株式会社代表取締役。2004年に初挑戦したホノルルマラソンで、改めて体を動かす素晴らしさを体感し「より多くの人に体を動かす素晴らしさを味わってほしい!」と“スポーツ”と“コミュニティ”をキーワードに、さまざまな活動をスタート。
2005年、ホノルルマラソン完走をきっかけに友人たちと立ち上げた『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』は、楽しみながら走ることで世界の子どもたちをサポートする仕組みをうみ、現在までの寄付額は約7000万円にのぼる。現在は、「体を動かすこと」でその人の健康を見直すきっかけを作り、「いつまでも健康で豊かな人生を送る人を増やしたい!」と、体に関するセミナーや大会の企画運営、講演、スポーツボランティアのマネジメントなどを行っている。
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