Be Active!

ハードルは低く、無理しない、ゆるく、長く。 そして、気負わないこと(紅谷薫さんVol.2)

LINEで送る
Pocket

今回インタビューさせていただいたのは紅谷薫(べにやかおる)さん

お仕事は大学職員。学生生活の相談・支援などを中心に仕事を行っている傍ら、ボランティアで『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』という世界の子どもたちを支援するためのチャリティーランニング大会の事務局に所属。大会の企画運営、スポンサー企業の対応、大学生ボランティアの面倒見役を担当。ランニングやフットサルなどを楽しんで続けている紅谷さんに話を伺っていきます。

Vol.1ではランニングをはじめたきっかけを伺いました。Vol.2では最近はじめたというフットサルの話、
そして紅谷さんの「なんでもやってみよう!」精神の原点にも触れていきます。

 

 

_フットサルの方はいつから、どういう経緯で始めたんですか?

皇居を一緒に走っている人たちが、
一般社団法人フラップチルドレンという団体でフットサルイベントを主宰しているんですね。
そのチームの方に誘われて参加するようになりました。
2013年10月から。頻度は月一回くらいのペースでやっています。

 

フットサル紅谷薫

_フットサルはまったくの初心者ですよね? 始めるのにハードルは高くなかったですか?

そうです。まったく初めてでした。
初めて参加したときは、高校のときサッカー部だった2名を連れて行きましたね。
わたし自身、そもそも「できなくって当たり前~」と思っていたけれど、
誘ってくれた方も優しくて「やったことなくても大丈夫」って言ってくれたので、
「やってみよう~」と、きもいを軽くして貰ったことを覚えています。

 

_フットサルの魅力は?

うーーん、何が楽しいんだろう?(笑)

 

_シュートを決めるとか?

そうですね!シュートもディフェンスも楽しいです。
ランニングは個の戦い。フットサルはチームプレー。
みんなでひとつのボールを蹴るのは楽しいです。
あと、勝ち負けがはっきりしているから勝ったらすごくうれしいです。
みんなの力をあわせて勝つのが楽しい。ひとりの力じゃない。
昔やっていたバスケットボールの楽しさと似ているかもしれないです。

 

_バスケットボールの楽しさと似てる?

仲間と同じ目標に向かって頑張ること、
これがスポーツでも他のことでも 自分のモチベーションをあげてくれることなので、
それが楽しいのだと思います。
あとは、スポーツは練習した分だけ、特に素人の場合は上達するので。
成長がみえる、わかるって楽しいなと思いますね。

 

出会いそうもない人に出会えたり、

人が人を介してつながっていくのも おもしろい。

_他にはどんな楽しさがありますか?

あとは、フットサルを始めてからか、コミュニティが広がった。
フットサルチームの練習に行くと新たな人に出会えるし、
そこで仲良くなって一緒に飲みに行ったり。
この間は、書道家の方と仲良くなって、書道展を見に行ったんです。
そんな機会は、普通に暮らしていたらなかなかないですよね。
チャリティー団体の方が主催しているフットサルチームでも
話したことのない人と仲良くなったり。どんどん人とつながっていきます。
そのチームのひとりが入っている別のチームに誘われたり。
今まで出会いそうもない人に出会えたり、 人が人を介してつながっていくのも おもしろい。
友達がどんどん増えます。 ランニングも同じですね。
『NAHAマラソン』に行ったときも、知らない人もいたんですが、
一緒に走ったメンバーとはよく話すようになって仲良くなりました。

 

_普通に人と出会うのとスポーツでの出会いって違いがあると思いますか?

全然違うかも! ランニングやフットサルで出会う人って普通より心がオープンな気がします。
話しかけたり、仲良くなる敷居が低い。
心が解放されている中で付き合うから、心がオープンになりやすいです。
そもそも私も汗でお化粧とかも落ちてしまって、ボロボロだから、 自分をよく見せようがないですし。

 

_フットサルは試合にも出ているの?

男女混合のミックスというカテゴリーで大会に出ています。
6月初めに練習試合をしましたが、ド素人なので、やるたびに新しい発見があったり、
「こうすればもっとよくなるよ」ってアドバイスしてくださる人がいたり、
マニュアル通りにはいかなくて、その一瞬一瞬の判断を求められることがあって
正解のない奥深かさを感じました。
試合後の飲み会ではいつも決まってチームのみんなで 「もっと練習しなきゃね!」となります。
でもがむしゃらに練習するってことはなくて、 またみんなと集まって練習するんですね。
それも楽しみのひとつ。

 

 

フットサル試合

 

_フットサルのための体力づくりとして、ランニングがいきてきますね。

いや、最近はあまり走れていないので。
フットサルのためにも、ちゃんとランニングで体力をつけようと思いはじめています。
ランニングはいろんなスポーツのベースだなって思うから。

 

ハードルは低く、無理しない、

ゆるく、長く。 気負わないことです。

_お話を伺っていると、ランニングやフットサルを通じて 新しい友人が増えたり、
その友人からの広がりを楽しんでいるようですね。
そんな紅谷さんをみて、友人たちもいろんなところに誘ったりするんですかね?
誘いは断らないほうですか?

断らないですね。

 

_何かに誘われた時に、やったことがなかったり、できそうもないスポーツだったりすると
「私には無理かも!」とか「迷惑かけたくないな」と思ったりすると思うんですけど

もちろん思います。
フットサルとか特にチームプレイだからすごく思います。
けれど、それを思うと、「次は迷惑かけないように○○しよう」とか思います。
あとは、まわりの人も「できなくて普通」って思う私をおおらかに見守ってくれるから
そのうち迷惑かけちゃう…とか思わずに、 自分のできることを頑張ろう! って思えるようになります。
あと、意外とできなくってもまわりは「迷惑」とか思わないってことに気づきました。
楽しく、一生懸命やっていれば、ある程度受け入れてもらえるな、と。
自分が逆の立場だったら「下手=迷惑」とか思わないですもんね。

 

_日頃のランニングの時間確保で工夫していることってありますか?

ないですね。
なにせゆるく考えているので、絶対この日走れないとだめ。とかはありません。
走れなくても「今日はしょうがないや。」って思うんですね。
また、走れるときに走ればいいやって思います。

 

_いつ走っていますか?

基本的には夜ですね。
私が走りたいって気持ちになるのが夜なんだと思います。
仕事終えて「リセット!」と思って走ります。

 

_走った翌日はなんか違ったりしますか?

リセットしちゃうから普通に戻っていると思います。
元気にはなっていますよ。疲れてぐったりとかはないです。
本当に私のランライフはゆるい! ゆるいんですよ。

 

_ランニングを始めてから、もやもやがスッキリした以外に変わったことはありますか?

体が締まったといわれるようになりました。
自覚はないですけど。

 

_ランニングは2011年から。 フットサルはもう2年くらい。よく続いていますね。
続いているポイントがあれば教えてください。

ハードルは低く、無理しない、ゆるく、長く。 そして、気負わないことです。
まわりに一緒にやってくれる人、誘ってくれる人がいるってことですかね。
フットサルもランニングも。

 

_特に仕事忙しくて続かなかったり、冬は、寒くなると億劫で続かない人がいると思いますが。

私も寒くて今日はやめておこうかな、と思うこともありますよ。
でも特にフットサルは誘ってくれる人がいるのがいいです。
その場でしか会えない人もいるし、行ってみよう! って思わせてくれます。
一緒にやる仲間はやっぱり大きいですね。
ランニングの場合は楽しそうな大会にエントリーしてしまいます。
体を動かすって、億劫な気持ちもわからなくもないですが、
私は、やったら楽しいことを知っているんでしょうね。
だから、みんなやってみればいいのに! と思います。
きっと、やってみたらかわると思うんです。
いまや私は、そうやって周りの人を誘っています。
大会に誘うときは、「1回でいいから出てみようよ!」  嫌ならこれでやめていいかから!
と誘うようにしています。 「とりあえず迷ったらやってみる」 「一歩踏み出してみる」ことを
自然と選ぶようになった。

 

_何かを始めたときに、できなくって嫌になってしまう人 多いと思いますが、
そのハードルがまるでないですよね。

私もできないと悔しいとは思いますよ。もっとうまくなりたい! って。
でも、それを恥ずかしいとかは、全然思わないですね。
だってもともとできないんだもの。できなくても、おもしろいならいいじゃん! 
って思います。 自分で自分のハードルをあげないようにしています。

 

できないことが多いと、

できるようになったら、うれしいことが多い。

 

_もともとできない。できなくてもチャレンジしてみる。 その気持ちはどこから来ているのでしょうか?

高校受験のときに、落ちるのが嫌で、推薦で高校を決めたんです。
いきたい高校だったし、それ自体に不満はなかったんです。
でも、父からちょっと偏差値的に手が届かなそうな高校も受ければ、って
軽くアドバイスされたことがあって。
その時父には、「失敗する、という経験をたくさんした方がいい」って言われたんですよね。
失敗を恐れてやらないことの方が恐ろしくて、失敗は経験として積んだ方がいいよって。
人生の先輩的なアドバイス。 その言葉があって、それがなんとなく心に残っていたのかな、と思います。
だから、「とりあえず迷ったらやってみる」「一歩踏み出してみる」ことを、
自然と選ぶようになったのだと思います。
こうした感覚をより強く意識したのは、
父が亡くなって人生の制限時間みたいなものを感じたときですけれど。
そう考えると父に教わったってことですね。
できないことが多いと、できるようになったら、うれしいことが多い。
フットサルだって、今は始めた頃よりはうまくなっていて 自分なりに、成長がみられてうれしい。
だから、できないほうがいいこともいっぱいあると思います。
最初からできちゃった方が続かないのかもしれない……って思いますね。
先日も『スイーツマラソン』で初めて走る友人がいたので、
「ウェアは私のモノを貸すよ! とにかく楽しんでいっておいで!」 って送りだしたら、
とっても楽しかったといってくれました。
ゆるく、気負わずにやるのが、やっぱりいいと思います。 運動やるんだ! 
って思ってやるとハードルが上がるので 「楽しいイベント」って思うといいですよね。
コミュニティも広がるし、スポーツと関係ないものもつながったり この気持ちよさを
ゆるく続けていくのがいいと思います。

あ、私、明日『スイカマラソン』に出るんでした! スイカ食べ放題! 
10キロが楽しみだな〜。

 

自分の目で見る景色は、

一期一会で二度と同じ景色を見ることはできない

_これからやってみたいことはありますか?

山登りです。 去年8月に友人たちと登った甲斐駒ヶ岳が楽しくって。

山登り頂上

 

_山登りの魅力は? どんなところですか?

誘われて行ったら結構大変でしたけど、すっごく楽しかったんです。
山は、フルマラソンに似ていて、達成感がすごい。
頂上に到達したときに見える景色は、 写真とか映像とかでも見られるとは思います。
だけれど、自分の足でたどり着いた達成感は登らないと味わえない。
そこで自分の目で見る景色は、 一期一会で二度と同じ景色を見ることはできないんですね。
あとは、なんといってもビールのおいしさ。おいしかった~!
一緒に登ったメンバーがよかったのもありますね。
料理がうまい人がいたり、登るペースを考えてくれるペースメーカーもいたし。
話がおもしろい人がいたり。
一緒に行った山に詳しい人が、隣にある山がいい山だって言っていたので、
今度また行ってみたいと思いました。
自分の足で立ってみたいな、と思うんです。山登りやりたいです。
最近は、ちょっとトレイルランも興味が出てきているんですけれど。

 

_いろいろ興味でがでますね~。

去年、知人が走りに行ったのを見ていて、楽しそうだったんですよ。

 

_次はトレイルランをやっていそうですね。

1回はやってしまうと思う。
どうせ、最初から上手くはできないっていう精神を持っているので(笑)。
続けるかどうかは、やってみてから考えます。

 

_紅谷さんにとって、人生の中で体を動かすことはどのような役割を果たしてくれていますか?

気持ちをリセットしたり、人との輪を繋げてくれる“つなぎ役”ですね。
運動しているとどんどん人と人がつながっていく。
新たに出会いが増えて、世界が広がります。

あ~、今年中に山へいきたいな~。
そろそろ、また新しいことにチャレンジをしたくなってきました(笑)  

 

_今日はありがとうございました。

紅谷さんがこれからもいろんなことにチャレンジし、未知の世界を

楽しんでいく様子を応援しています。

 

2011年3月 1か月50kmで寄付を募るチャレンジを掲げ走り始める。 2012年9月 『ランガール★ナイト』で初めてのランニング大会にチャレンジ 。その後、『NAHAマラソン』でフルマラソンにもチャレンジ。2013年10月~フットサルを始める。現在は月に1,2回のフットサルやランニングと、年に1回のフルマラソン大会を楽しんでいます。

 

インタビュー・文/森村ゆき

この記事の著者

森村ゆき
森村ゆき
RunforSmile株式会社代表取締役。2004年に初挑戦したホノルルマラソンで、改めて体を動かす素晴らしさを体感し「より多くの人に体を動かす素晴らしさを味わってほしい!」と“スポーツ”と“コミュニティ”をキーワードに、さまざまな活動をスタート。
2005年、ホノルルマラソン完走をきっかけに友人たちと立ち上げた『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』は、楽しみながら走ることで世界の子どもたちをサポートする仕組みをうみ、現在までの寄付額は約7000万円にのぼる。現在は、「体を動かすこと」でその人の健康を見直すきっかけを作り、「いつまでも健康で豊かな人生を送る人を増やしたい!」と、体に関するセミナーや大会の企画運営、講演、スポーツボランティアのマネジメントなどを行っている。
LINEで送る
Pocket

   
 

この記事のメッセージ、コメントお待ちしてます。