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がんばりすぎると、がんばりが早く終わっちゃう。毎日できることをちょっとずつ。

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今回インタビューさせていただいたのは横山めぐみさん

1979年9月生まれ、福島県会津出身。大学進学を機に実家のある会津を離れ上京、現在は東京都在住。子どもの頃から体を動かすのは好きだったが、登山やランニングに意識が向くようになったのは30歳を過ぎてから。2013年に100キロを48時間以内に完歩するというチャリティイベントOxfam Trailwalker Japanに会社の同僚とともに出場することとなり、その体力作りのために運動をすこしずつ始める。現在は友人たちとともに登山やランニングを楽しんでいる。

がんばりすぎると、がんばりが早く終わっちゃう
毎日ちょっとずつできることを考える。

_コツコツやることを習慣化するのってとっても難しいと思うのですが。

なんでですかね?
私は逆に溜めるとできないし、あまりにもがんばりすぎると
がんばりが早く終わっちゃうんですよ。
毎日ちょっとずつできることは、なんだろう? って考えているだけなんです。

_毎日ちょっとずつできることを考えているんですね。
そういう習慣が身に付いた、きっかけってありますか?

実は、大学受験の時、受験間際になって慌てて勉強したんです。
もちろん、それで志望校に受かるわけはありませんでした。
最終的に一浪して大学に入ったのですが、
両親や祖母にすごく心配をかけてしまったんです。
なんでもっと早くコツコツ勉強できなかったのかなって? 
色々な人に心配をかけている自分が情けなくなって、後悔しました。
中学まではコツコツ勉強をして成績もそれなりに良かったんですが、
高校に入って初めての試験でほとんど勉強をしなかったのに、
まずまずの成績が取れちゃったから、それで調子に乗っちゃったんですよね(苦笑)
その経験があるから、運動に根差したことではないけれど、
コツコツやろうって思う、これが原点だと思います。

_ところで、最近、走っていますか? 

最近は走る回数は少ないですね。週1回とか2回、家の周りちょっと走る程度です。
走る回数が少なくなっているのが実は気になっていて。
その分、どこかで体を動かさないと気持ちが悪いっていうか。
最近はあんまりできていないんですけど、会社からの帰り道に、2〜3駅分歩いたり、
あとは日常のちょっとしたことですけど、駅では階段使うとか。

_走っているときはどんなことを考えているの?

とくに考えてないけど、日々の体調は感じているかも。
それ以外は、今日はこんな嫌なことがあって、
って考えながら走っていてもすぐに忘れてしまって。
走り終わると無心になって走った! みたいな感覚があってすっきりしちゃいます。

いつもと違う街中走っているときは景色をみながら走るので
すっきりするっていうよりも、いろんな新しい情報を見ていて
それで気がまぎれて、それまでちょっと仕事でもやもやしてことも
走り終わったあとには気持ちが整理されている。

あと、街中走っているとあのお店面白そう。今度行ってみよう!とか
自分の興味のあるものへのアンテナが敏感に動くような感じがする。
誰かと走っているときは、このあとどこに飲みにいこうかなとか。

_みんなで走ったりすることもありますか?

逆に、ひとりで走るときはそんなに多くないです。
別にひとりで走れないわけじゃないけど、誰かと一緒のほうが楽しい。

まわりには意外と、走ってみたいな~って思っている人がいて
やっぱりみんなスポーツジムが続かないとか。
みんな走ることは手軽っていうイメージはあるみたいなんだけど
同時に、「走る=つらい」というのが頭にある人が多いみたいで。

そんな人に、ゆっくりだし、終わったあと飲みに行くからって声をかけると
「それでよければいく!」ってのってくる。

皇居リレー_2

_去年フルマラソンに初チャレンジしましたね。どうでしたか?

あれは完全に勢いですよ~!
フルマラソン出ようって盛り上がったのが、去年の11月
味の素スタジアムの6時間耐久リレーマラソンに
自由大学のランニングライフの講座のみんなで出た時。

_そもそも、6時間耐久も勢いで出たんですか?

のりですね、完全に。
誰かが言いだして、面白そうだね! って盛り上がって。
そのあとはもう芋づる式に「いいね!」と、人が増えていきました(笑)。
11月で暑くないし、距離も1周2キロだったし
2キロってそんなたいしたことないよねって思って。
でも、実際に2キロ走ってみると、
5キロよりスピード出しちゃうからしんどかったですよ。

味スタ6時間耐久

 

_みんなで走る1周2キロのリレーマラソンから、
ひとりで42.195キロってすごい飛躍ですよね?
結構すごいチャレンジですよね?だいぶ距離伸びていますよね?

フルマラソンは、6時間耐久の打ち上げで
「もうフルマラソン出ちゃおうよ!」って盛り上がって。
「面白そうだね!」って大盛り上がりして。
その日のうちにいろいろ調べてくれたメンバーがいて、
『サンスポ古河はなももマラソン』っていうのが、坂がなくてフラットで
走りやすいらしいし、日帰りでいけるし、いいんじゃないっ! と。
それで、みんなにつられるように申込みをしちゃいました。

_仲間がいて勢いづいて思わず申込みしちゃったって感じですかね。
練習はひとりでやったんですか?

ひとりでは長い距離を走れる自信はなかったので、みんなで走りました。
誰かが幹事をやってくれて、練習会をひらいてくれるので
それにのっかって走れました。
とりあえずついていけばなんとかなるだろ! みたいな。
そうやって引っ張ってくれる人の存在は大きかったです。

 

自分の意志で出ているから、やめるのも自分の意志

_実際走ってみてどうでしたか?

10キロ過ぎて、ハーフちょい過ぎまでも順調でした。
しんどかったのは、みんながよく言う30キロの壁。
30キロ、35キロ超えてから本当にしんどくって
ハーフすぎたあたりで、右膝が痛くなっちゃって、35キロ過ぎから左腰が痛くなって。
なんで痛いのに走ってんだろう? と思って。
自分の意志で出ているからやめるのも自分の意志じゃないですか。
やめるのって簡単だな、と思ったら、ここでやめちゃうのはちょっとやだなって
そんなことを考えて走っていましたね。最後の方は。

_最後は号泣したそうですね。

はなもも_4

ゴールゲートの前に先にゴールした友人が見えたとき
ゴールしたんだ~! っていう安堵感と、そこいいたるまでのつらさが
フラッシュバックしてきて、ゴールした瞬間に感情が一気に溢れ出して号泣でした。

あー、でも、やればできるんですねー。

はなもも_6

 

_フルマラソンを走ってから何か変わりましたか?

なんか、すごい大きな変化があったってわけではないですが、
前よりは、がんばりがきくようになりました。
ちょっと大変だなと思っても、まだ本当に大変なところまでは余裕あるなって。

_フルマラソン走ったからですか?

そうですね、フルマラソン走ったからですかね。
つらいと思って、本当にもうだめだって思っても、
あのとき自分の力でやり切れたっていうのがあったから、
フルマラソン走り切れたからこそ、ですかね。
本当にチャレンジしてよかったって思います。

 

はなもも_5

_ランニングを初めて仲間が増えた?

自由大学でクラスが一緒だった人とか、もともと友人だった人は何名かいますが、
「走ろうよ!」 とかそれで仲良くなっていくと思うんですよね。
ランニングしている人ってだれでもウェルカムみたいなところがあるんですよね。
ちょっとあの人は、とかそういうのがないから。
なんかあったら反応してくれるし、誰でもウェルカムだし
入りやすいコミュニティと感じています。

 

悩みを引きずらず、適度なところで打ち切れるようになった

 _めぐみさんにとって体を動かすってどういう役割がありますか?

気分転換とか、走っているときも階段降りるときもしかり、
無駄なことをあまり考えない気がするんですよね。
無駄なことを考えないから頭の中の思考を整理できるというか。そんな気がします。

悩むのは悩むこともあるけど、
前よりもうまく自分で気持ちの整理ができるようになったというか、
前だったらいつまでもどうしよう?どうしよう?って引きずっていたと思うけど
それを適度なところで打ち切れるようになった、というか気にしなくなりました。

_走ることですっきりするっていっていたけど
悩んだりしたときこそ走りに行くようにしているの?

それもあります!
もやもやしているから、あーもうなんかすっきりさせたい!と思って
その方法として、走ることと、駅から歩くことが
選択肢のひとつとして加わったと思います。

_上手に自分の心をコントロールしているんですね。

前よりうまくできるようになったと思います。
なんでこんなことで悩んでたんだろう? って思えるようになった。

はなもも_1

 

_体がすっきりする感覚を覚えているんですね。

走ってたり、体を動かしてるときの方が
お腹もちょっと締まるし、寝つきがいい。
駅の階段の昇り降りのときに体が軽く感じたり、
日々の動作のなかで自分の体の感覚に意識がいっているかもしれません。
やってなかったら、やってないなりに体は重いなって感じるし。
やらない期間が長くなってしまうと、なんとなくストレスが溜まってきたり、
もやもやするのなんだろう?って思うと
最近、体を動かしていないからだったりします。

_運動を始めて一番よかったことはなんですか?

気持ちが前向きになったこと!
走る前より、気持ちの整理がうまくできるようになった気がしていて、
気持ちが軽くなりました。
変に思い悩むことは前よりはなくなった気がします。

_これから体を動かしてみたいと思っている人にメッセージをお願いします。
また、続けるコツを教えてください。

続けるコツは、無理をしないこと。
最初から目標を高くしすぎない。ですかね。
自分にできることから、コツコツちょっとずつやっていけばいい。
家の周りを歩くことから始めて、早歩きにして、
そこから走ってみようとか、できることからちょっとずつ、
やっていけばいんじゃないかなと思います。
もちろん、決めた目標ができないこともあるけど、そこを責めたりしない。
今日はできなかったら、次ちょっと長く走ってみよう、と切り替えたり。
長く走れなかったら、走る回を数増やしてみようとか。

そういえば、職場の人に、「前より表情明るくなったね!」って言われました。
前はなんだったんでしょう? 暗かったのかな?
それを言われたのはランニングやるようになってからです。

 

 

この記事の著者

森村ゆき
森村ゆき
RunforSmile株式会社代表取締役。2004年に初挑戦したホノルルマラソンで、改めて体を動かす素晴らしさを体感し「より多くの人に体を動かす素晴らしさを味わってほしい!」と“スポーツ”と“コミュニティ”をキーワードに、さまざまな活動をスタート。
2005年、ホノルルマラソン完走をきっかけに友人たちと立ち上げた『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』は、楽しみながら走ることで世界の子どもたちをサポートする仕組みをうみ、現在までの寄付額は約7000万円にのぼる。現在は、「体を動かすこと」でその人の健康を見直すきっかけを作り、「いつまでも健康で豊かな人生を送る人を増やしたい!」と、体に関するセミナーや大会の企画運営、講演、スポーツボランティアのマネジメントなどを行っている。
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