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汗をかく感覚がすごく新鮮で気持ちいいなって(田中美和さんvol.1)

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今回インタビューさせていただいたのは田中美和さん

株式会社Waris代表取締役/Co-Founder
1978年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、2001年に日経ホーム出版社(現 日経BP社)入社。特に働く女性向け情報誌「日経ウーマン」の企画・取材・編集・執筆に携わる。インタビューや、アンケート分析を通じて接してきた女性の声はのべ3万人以上。2009年に米国CCE,Inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラーの資格を取得。女性が自分らしく前向きに働き続けるためのサポートを行うべく2012年退職。フリーランスのライター・キャリアカウンセラーとしての活動を経て2013年株式会社Warisを共同設立。著書に『普通の会社員がフリーランスで稼ぐ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)がある。

 10分走って、10分歩いて、その繰り返し。
汗をかく感覚がすごく新鮮で気持ちいいなって。

 _よろしくお願いします。
美和さんは、学生時代は全く運動には無縁だったそうですね。

ランニングを始めたのは『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』(※1)(以降PARACUP)がきっかけです。
+one(プラスワン)というフィリピンとカンボジアの子どもを支援している団体のメンバーとして、
2009年からPARACUPというチャリティーランニング大会にボランティアスタッフとして関わるようになりました。
2011年大会から2013年大会の3年間は、大会運営の事務局スタッフとしても関わりました。

 

PARACUP


PARACUPがきかっけで走ったりするようになったのは2010年くらいからです。
事務局に関わったことが大きかったですね。
スポーツをする人が多い事務局だったので、体を動かすことが身近になりました。
また、参加してくれるランナーの気持ちが知りたい! と思うようになって。
走っている人たちは、何のために一生懸命走っているんだろう?
走っているときの感覚とか気持ちを知りたくなって……。
そんなとき、ちょうど、「『ランガール★ナイト』(※2)走りに行かない?」となって。
それからちょっとずつ走るようになりました。
 『ランガール★ナイト』はとってもいい大会で、初心者の女性がすごく多くて、初めてでもチャレンジしやすい距離でした。

 Rungirlnight

 

_どのくらいの距離を走ったのですか?

走ったのは10km。走ったことない人にとっての10kmは、すごくチャレンジでした。
でも、実際走ってみたら楽しくて、走り切れた自分に自信がわいて、
運動するのってすごい楽しいかも! と思ってはまっちゃいました。

_最初はどのくらいから走り始めたんですか?

ランニングは、本当に近所をちょっと走るくらいから始めて、
最初のころは10分走るだけでも苦しくて、「はぁ、もうだめかも」って思って、
10分走って、10分歩いて、また10分走って、その繰り返し。
でもなんか走って汗をかくって気持ちいいなって気づきました。
学生時代は文科系のクラブ活動をしていたので、
汗をかくほど運動した経験はなかったんです。
ランニングをすると10分とか20分とかでも汗をかくじゃないですか。
あの感覚がすごく新鮮で、気持ちいいな~と思って。最初は10分から。

 _一人で始めたんですか?

一人で始めましたね。順序でいうと、なんとなく走りたいな、って気持ちがあって
『ランガール★ナイト』に誘われて、出ると決めて10kmは走ったことがない長い距離だから、
練習しなきゃと思って、一人で家の近所とかを走り始めたんです。
最初は普通のスニーカーで走ってたんですけど、やっぱり足がちょっと痛くなってきちゃって。
それでランニングシューズを買いに行って。そしたらすごく走りやすくて(笑)。

それで、靴を買うと、次にランニングウェアが欲しくなったりして
ちょっとずつ道具をそろえていくことも楽しかったり。

がんばった達成感と満足感があって、
また走りたいな、と自然に思えた。

_『ランガール★ナイト』まで、どのくらいの期間練習したんですか?

6月から3か月間くらいやりました。 

_それまで何もやっていなかったのに、すばらしいことですね!

本当に……今思うとすごいことですよね。
『ランガールナイト』は大会前に事前の練習会があって、
ランニングコーチの方が走り方を教えてくれました。
そういうのに参加すると、やっぱり「もっと頑張ろう!」と思えますね。
『ランガール★ナイト』で10キロを走ってみたら、すごく楽しくて。
女性だけのイベントで、初心者も安心して走れたんですね。
参加賞もすごくかわいらしいものが貰えて、がんばった達成感とか満足感があって、また走りたいな、と。
そこからはいくつかの大会にエントリーしました。
そうそう、その年の年末には、『NAHAマラソン』も走ったんです!

_すごいチャレンジしましたね!

フルマラソンは今までに全部で3回走っていて、
『NAHAマラソン』2回と『ホノルルマラソン』を1回。
あとハーフマラソンを2回ぐらい走りました。

 

 

ランニングをしているというより早足で旅をしている
走り終えると、すごい達成感。

_結構走っていますね。始めてから5年で、大会に5回も出ているんですね!

走り始めた年の年末か翌年ぐらいから、
10kmの大会にちょこちょこエントリーするようになって。

_『ランガール★ナイト』で10kmのあと、フルマラソンにチャレンジしちゃったんですね。

そうなの!

_すごいチャレンジですよね?

フルマラソンを走ったことがなかったので、走る前は大変さがわからなかったんです。
走ってみたらすっごい苦しい。 30キロから40キロの間は「本当に死ぬかも」と、
走っている最中に何度も思いました。
最後の2キロは気力でいけるけど、30キロのところが一番きつくて。
でも、すっごい苦しかったんだけど、
友達と一緒に励ましあいながら走るのは楽しかった。
自分のペースで走っているので、ランニングをしているというより、
どっちかっていうと、早足で旅をしている感じに近いです(笑)。

_早足で旅をしている感じ?

40キロという距離を旅している感じが、すごく楽しんです。
40キロも走ると景色も変わるし、『NAHAマラソン』は
途中途中に、いろんな趣向(?)を凝らしたエイドステーションがあったり。
応援もすごくって、地元の方がすごく応援してくれたり、
パフォーマンスしてくれたり、そういうのを見たりしながら走ったのが、
まるで長い旅をしているようだったんですね。
で、やっぱり走り終えると、すごい達成感があって、
やったー!! 楽しかった~!! って。 

 

naha

_30~40キロ苦しかったのに?

正直20キロまではぜんぜん余裕で、まぁこんなもんか、みたいな。
やっぱり20キロ過ぎてから苦しさが来て、30キロになるとマックスで苦しくて、
一歩踏み出すのも苦しくて。
もう30キロからは止まらないことを意識して、歩いたり、また走ったり。
でも、思い出すと……、楽しかった、楽しかった~!!
うん。楽しかった記憶しかないんですよ。

_長い旅だったんですね。

そう、旅みたい。
途中、途中でなんか食べたりして、本当に、楽しかったなぁ。

10分でも走るのはきつかったのに、
ちゃんと練習をすると体は追いついてきてくれる。
自分も頑張ればできるんだ! って。

 _走る前と走った後で何か変わりましたか?

自信がつきました。
やっぱり、走り始めた時は10分でも走るのはきつかったのに、
ちゃんと練習をすると体は追いついてきてくれて、
すごくゆっくりだけど40キロを走れる体になった。
自分にとって、これはすごいことだし、本当に自信になっています。
「すごい! 自分も頑張ればできるんだ!」って。
実は、そのころから加圧トレーニングも始めたんです。
走り始めてみると、下半身の筋力がないことに気がついて。
お尻の筋肉がないから足を大きく前に出せなくて、
ちょこちょこした小走りになってしまうんですね。
それで、友人がやっていた、加圧トレーニングに行き始めました。
今も続けていますよ。

 _今も続いているんですね!

続いています(笑)。もう5年ぐらいになりますね。
筋トレってやり始めると、面白いんです。
トレーニングしたらしただけ、筋肉がつくじゃないですか。完全に正比例なんですよね。
必ず結果がついてくる感じが面白いな、と思っています。
加圧ジムは週1回、足を運んでいるのですが、
自宅でも教えてもらったエクササイズをやってみたり、
スクワットをやったりして、トレーニングしています。

_始める前と後でどんな変化がありましたか?

変わった。あきらかに体が変わりました。
今私は37歳なんだけど、加圧を始めたのは33歳くらい。
ランニングも始めたのも同じくらいで、
やるとすごく体が変わる。まず、疲れにくくなりました。
そして、新陳代謝がよくなったなぁ〜と思います。

_どんなときにそれを感じたのですか?

汗をちゃんとかくようになった。
前は、ぜんぜん汗をかかなかったんです。
最近は、水分をよく摂るようになったし、汗も結構かくんですよ。
新陳代謝がよくなったな~って、思うんです。
あと加圧に関していうと、筋肉ついてくると「くびれ」とかでてきて、
「これがくびれね!」と、見た目がちゃんと変わってくれました。

_すごい変化ですね。

あと背筋も。
いままで背筋とか意識しないで生きてきたのですが、
筋トレを始めると最初に効果がわかるのは二の腕とか背筋なんですね。
お腹は意外と遅い。
二の腕とか背筋は筋肉がついてきたのがわかるので、
わかると動かせるようになりますよね。
「今、背中凝ってるな~」とか、わかるようになって、
そうしたら、背中をストレッチしようとか、
背中の筋肉を動かしてみようとか、
トレーナーさんに教えてもらったエクササイズを自分でやってみるんです。
筋トレによって自分の体を把握できるようになった感じがします。

 自分で自分の体を把握できるようになる。
その感覚がすごく楽しい。

_体に意識が向いたってことですか?

そうですね。体に意識が行く感じ。
自分で自分の体を把握できるようになる。
その感覚がすごく楽しい。

_その感覚がすごく楽しい?

筋肉を把握しておもしろいって思うのは人間ドックに近いかも!
人間ドックは、自分の体のいろんなところ調べて、
やや脂肪が多いですとか、数値化してわかるようにしてくれる。
結果によっては、ちょっと油っこい食べ物を控えよう、とか心がける。
それと同じように、筋トレによって、自分の体を把握できる感じ。
今、私、どんな状態なんだろう? って。

_筋トレを始める前にはそういう感覚は?

なかった。全然なかったです。
体を動かすことをやったことがなかったので
自分の筋肉とかを意識することがないんですよね。
そもそも使わない。使わないし、全く意識したことないし。
無意識を意識化することの楽しさ、みたいなのがあって。
それは、家計簿をつけるのにも似ていて。
記録をつけてみて、あっ今月食費が結構かかってた~と、わかったり。
私、わかることがたぶん好きなんですね。
わかることで、自分の行動とか把握して、
ちょっと振り返って変えてみよう、というのが好きなので、
そういう意味で言うと体のことも筋トレをすると
自分のこと把握できるから、自分のどこの筋肉がついてきたとか、
左腹の方が弱いんだな~とか、わかってくる感じがおもしろい!

_家計簿とか健康診断ははっきりと数値化できて、基準値があって、上か下かとかでわかりますよね?
筋トレは数値化しているわけじゃないですよね?

数値化はしてないですけど、でも、意識はできるんですよね。

 _筋トレしている最中にですか? 日常生活でもですか?

筋トレすると筋肉がついてきて、そうすると日常生活でもちゃんと筋肉を使おうと意識が向きます。
姿勢とかが崩れてきてしまっているときは、ちゃんと筋肉使おう~とか。
そんなふうに意識するようになりました。
信号待ちの時の姿勢とか、電車の中でつり革に捕まってるときとか。
すごく筋肉を意識するようになりました。常に下腹とか意識するようになりましたね。

 

※1 PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~ http://www.paracup.info/
  毎年4月に世界の子どもたちを支援することを目的に開催されるチャリティーランニング大会。

※2 ランガール★ナイト http://rungirlnight.jp/
女性ランナーの視点を活かした新しいスタイルのランニング大会。“Night”の名の通り、夏の夕暮れから夜にかけて、5キロ/10キロランとアフターパーティが、東京お台場・潮風公園を中心とした臨海副都心地区にて催されます。

Vol.2は、

「自分の体が自分らしくあるために、 必要なメンテナンス。」

体を動かすことを楽しむところからいまでは体調管理として生活の一部になっているそんなお話を伺っています。

インタビュー・文/森村ゆき

この記事の著者

森村ゆき
森村ゆき
RunforSmile株式会社代表取締役。2004年に初挑戦したホノルルマラソンで、改めて体を動かす素晴らしさを体感し「より多くの人に体を動かす素晴らしさを味わってほしい!」と“スポーツ”と“コミュニティ”をキーワードに、さまざまな活動をスタート。
2005年、ホノルルマラソン完走をきっかけに友人たちと立ち上げた『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』は、楽しみながら走ることで世界の子どもたちをサポートする仕組みをうみ、現在までの寄付額は約7000万円にのぼる。現在は、「体を動かすこと」でその人の健康を見直すきっかけを作り、「いつまでも健康で豊かな人生を送る人を増やしたい!」と、体に関するセミナーや大会の企画運営、講演、スポーツボランティアのマネジメントなどを行っている。
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