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朝ラン&野外での筋トレは、子育て世代の贅沢な時間です。(二宮櫻子さんvol.1)

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今回インタビューさせていただいたのは二宮櫻子さん

1976年生まれ。小学生男子三人の母。建築学科を卒業後、建築デザイン事務所に就職。住宅やカフェのデザインに携わる。結婚退職後、自ら、アクセサリーをデザイン販売する『sakurako made』(http://www.facebook.com/Sakurakomade)を立ち上げ、さらに現在ではフリーで様々なデザインやイラスト、飲食店のデザイン・施工などに携わっている。最近てがけた店舗は Wine Bar TRIO, Wine Bar SETE NOITE など。また、Cheer Up Mom(http://cheerupmom.com/)にて、イベントなどを企画運営しながら、ママたちに身体を動かすことの楽しさやそこから生まれ繋がりを伝える、活動も行っている。趣味は、ランニング、フットサル、スイミング、自然に触れ、綺麗な物を生でみること。大好きな場所は、三浦半島の海岸線。

 

_今日はよろしくお願いします。櫻子さんは結構アクティブに体を動かしていらっしゃいますが、もともと何かスポーツをやっていたのですか?

中学の頃は陸上部、高校はテニス部でした。陸上は結構好きでしたが、テニスは球技音痴だったみたいで、そんなに上手じゃなかったんです。下の学年の時は球拾いとかトレーニングを中心にやって、上の学年になるとようやく球を打たせてもらえるようになるんですけど、普通は球を打てるようになると、そこからが楽しいはずなんですが、私はそうではなかったんです。トレーニングは100%出ていましたが、いざ球を打てる時期になったら幽霊部員のようになってしまって。多分、ひたすら走ったり、腹筋したりするほうが好きだったみたいです。でも、昔は校外マラソンとかも嫌いでしたね。

 

_学校を卒業してからは特に何もしていなかったんですか?

特に何もせず。その後、始めたのは出産がきかっけでした。特に三人目を産んだ後に。それまでも運動はしていなかったけど、スタイルなど、見た目は気にしてある程度の体重よりは増えないようにはしていました。二人目産んだ時までは、出産前の体重にすぐに戻ったんです。15、6kg太ったけれど、一ヶ月後の検診の時までには元に戻っていました。三人目を産んだ時は、三十歳を超えていたからか、全然体重が戻らなくて、産後一ヶ月目でプラス5kgほどあって「これは、やばい!」と思いました。だけど、赤ちゃんがいるし、特に三人目の時はもう誰もお手伝いをしてもらえない環境だったので、全部ひとりで三人の面倒をみなくてはいけなくて。一人目の子が幼稚園、二人目の子が幼稚園前、そして、三人目の赤ちゃん。とても外で運動なんて出来ない状況。でも「このままじゃまずい!」って思って、トレーシーメソッドというDVDを買って、ひたすら家でやっていました。毎日必ず時間を決めて、主に赤ちゃんが寝ている時間に。それをやっているうちに、ある疑問が出てきたんですよね。DVD通りにやっているけど、誰かに教えてもらっているわけではないので、間違ってやっていたら何の意味も無いな、って。誰かに何かを習いたいけど、とにかく三人目が幼稚園に入って自分一人の時間が出来るまではこれで頑張ろう、と思って、三年間はDVDを見て頑張りました。そして、三人目の息子が幼稚園に入ったと同時に、よしっ!始めよう!と思って、まずはウェアを一式とシューズも買って走りだしました。何事も見た目から入るタイプなんで。それが最近体を動かすことになったきっかけです。

 

_どうしてランニングを選んだんですか?

誰かに手っ取り早く痩せるにはランニングだって言われたんです。ただそれだけ。その頃ランニングがちょうど流行り始めたので「よし乗っかろう!」と思って走り始めました。最初はネットとかで走り方とか調べたりしていました。何もわからなかったから。その頃は20分間の有酸素運動をすると脂肪が燃えると言われていたのでそれを信じて走ろうって思っていました。でも、いざやってみると全然走れない。20分も走れない。それで、1〜2ヶ月続けていたときに今も仲良くしている友人に出会ったんです。

 

_それは何年前くらい?

4年くらい前ですね。その友人は近所に住んでいて、うちの長男と友人の次男が同い年で、同級生のママで近所に住んでいたことは認識していたけれど話したことはなくて。たまたま共通の友人がみんなでランチをしようって誘ってくれた時に、その近所に住んでいた友人がランニングのイベントをその日にすることになったからランチにいけなくなったって。それを聞いた時に「むしろそっちのランニングイベントの方が気になる!」と思って、そこから私も参加させてもらうようになりました。そこで大西コーチ(※1)に出会い、一からランニングを教えてもらいました。

sakurako

_三人目のお子さんが幼稚園に上がったとはいえ、三人の子育てをしながら時間を作るのは大変ではなかったですか?

とにかく時間が限られていることと、あまり人に見られたくないっていうのもあって、昼間はNG。夜も暗いしNGで。朝ランを始めました。もともと朝型だったし、朝の空気が好きとか、あとは、とにかく子供が寝ている間に走ろうと思って、朝走るようにしていました。子供たちが起きる前の朝6時半までに家に帰ってこられるように。そこから今の朝ラン生活が続いています。教えられたことは忠実に守りたいタイプなので、有酸素運動の前にストレッチ、筋トレ。これは大西コーチが教えてくれたことです。教わった通りに走るっていうのを決めたら、あとは自分なりのルーティンワーク。起床は4時半。1時間程度ストレッチと筋トレをして5時40分に家を出る。初めは一人で走っていたので、出来るだけ気持ちの良いコースを自分で探しました。例えばうちのまわりは桜の木が多いので春は桜並木をひたすら走ってみたり。そうすると春はずっと桜の下を走れる。それだけで気分が違うし、季節の移り変わりも感じられる。毎朝決まった時間に走ることで、いろんな変化に気付けたり、自分の体調の変化にも気づけるようになりました。頻度は、毎朝ではなく週3〜4回程度です。その間に水曜日に友人が主催しているFIT&RUN(※2)にも参加するようになって、そこで出会った方と、「朝一緒に走ろう!」って仲間が出来たんです。同じ境遇のお子さんのいるママ。始めはそのママと二人で朝6時に駒沢公園で待ち合わせをして、駒沢公園を1周か2周して帰る。それで、6時半くらいまでには家に帰ってくる。この朝ランを始めて、3〜4年続いています。

 

朝ラン仲間と走る時間は、最高のエネルギーチャージタイム!

_気の合う朝ラン仲間が出来たんですね

そうですね。参加者も増えて今は全員揃うと4人。だけどなかなか全員は揃わなくて、それでも何に縛られる事も無い、気楽な仲間です。今朝は3人で走りました。朝だし、考え方がポジティブな人ばっかりなので、すごいパワーを貰えるんです。一緒に走れる時間は、例えば1周だと15分くらいなんだけど、そこでこんなことがあったとか、こんなことがしたいとか。すこくポジティブなパワーを貰える。なんでかなって思うと、体を動かしながら話していると、気持ちがポジティブになる気がするんです。例えば誰かが愚痴を言っても、プラスに変えられる話になることが多いんです。多分、相手を肯定してあげられるからだと思います。


_素敵ですね。朝からちょっとしたコミュニケーションだけど、お互いがパワーをもらいあっているというか。

そう、私がなんで走っているかって言うと、単純に爽やかな自分でいたい。それが人に見られていても、見られていなくても実はどうでもよくて。朝すごい綺麗な朝日を見れたとか、綺麗な空を見れたとか、風をうけて走っている姿とか、今朝も頑張れたっていう、数分でもその気持ちが宿ると、自己肯定感、自分を肯定してあげられていい気分になれる。それで次につながっていくっていうのがあって。友人と走っていても、友人の頑張っていることも素直にすごいな、って思えるし、応援したくなる。お互いに励まし合って次に向かっていける。ほんとにパワーを貰える。

 

_朝ランの時間は、櫻子さんにとってものすごく貴重な時間なんですね。とっても短い時間だけど。

なんだかんだと続いているっていうのもあるから、結局その人達っていうのは芯の部分は似たところがあると思います。人には気持ちが落ち込む時も普通にあるじゃないですか。体調が悪いとか、何もやりたくない時とか。そういう時は無理をしないで、身を任せるんですけど、でもどこかで走ると元気になるっていうのがインプットされているから、ある瞬間にそこを乗り越えて、今日も走ろう! 明日は走ろう! ってなる。走っちゃうと自己肯定感が芽生えて、すごく元気になれます。前に進む原動力になるんですね。

sakurako
『ランガール★ナイト』に友人たちと出た時の写真

_それは一人で走っている時より、みんなで走っている時の方が、効果が高いと感じるんですか?

半々くらいかな。自分一人で走っていても、気分が落ちていく思考にはならないですね。いつもランニング用のアプリを使っているんですが、以前使っていたものは、1回ずつメモを残せるようになっていて、「昨日の自分に勝った!」とかつい書きたくなっちゃう。走った後ってアドレナリンが出ているのかなぁ?

 

_わかる気がします。汗かいてすっきりすると、ネガティブになりにくい。

ならないですよね!

 

_最初はスタイル維持のために始めたのに、他の効果も出ているみたいですね。

最初は体のラインのことだけしか考えてなかったけど、やってみたら気持ちが前向きになることに気がつきました。

 

_当初の目的だった、体重。スタイルは変わってきましたか?

最近体重計に乗ってないのでわからないですけど、1〜2年前は表に毎日体重と体脂肪率を書いていました。体脂肪はやっていると落ちてきます。体重はあんまり変わらなかったけど。

 

野外での筋トレ、フットサル。どんどんアクティブの輪が広がっていく。

_スタイル維持のためでしょうか、ランニングに合わせて筋トレもやっているようですが

そうです。腹筋をしてから走ったほうが、よりスイッチが入っていい、とか聞くと、やんなきゃ損だと思う。せっかく走っても効果が少ないよりは、より多くの効果を得られたほうがいい。同じ走るでも筋トレをしてから有酸素運動をしたほうが、有酸素運動が濃密になるというか。もったいないじゃないですか。そこは教えてもらったことを素直に信じてやっていますね。基本的に教えてくれる人を信じています。だからプロにしか習わないようにしています。そういうところ真面目なのかもしれない。

 

_大西コーチの教え方が良かったんですね

そうだと思います。とても良い人に出会えて。今でもずっと続けているし。

 

_FIT&RUNも楽しそうですね。

あのおかげで輪がどんどん広がったんです。スポーツ関係の方との出会いもすごく多くて。インストラクターの方もそうだし、外で体を動かしている時に出会っているので、ポジティブな関係です。すごく楽しい。あの楽しさはなんだろう。

 

_本当に健康的でいいですね。昼間の外でのエクササイズっていいですね。日中仕事をしている人には味わえない贅沢な時間ですね。

個人的には室内のジムが好きではないので、私にとって外でやるっていうのはとても良いと思っています。季節とか天候に左右されることもあるし、寒い中我慢してやったり、暑い~!って思うことも、蚊がいることもありますが。それでも私は外のほうが好きですね。

 

_気持ちが違いますか?

全然違う。天井がないじゃないですか。いや~爽やか~!みたいな。室内とは全然違うと思います。是非皆さんにもおすすめです!

 

_フットサルもやっているそうですね

はい。2~3年前から。全然うまくないんですけど。息子たちがみんなサッカーをやっていて、リフティングしている姿がかっこいいと思って、私もリフティングをやれるようになりたいって思ったんです。ハイヒールはいてちょん、ちょん、ちょん、ってリフティング出来たらかっこいいなって軽い気持ちで思ったんです。

 

_確かに、そんな女性がいたらかっこいいかもしれませんね

そこから始まり、リフティングをちょっと教えてもらって、やってみたんですけど、1回も出来なかったんです。本当に難しくて、自分の中で10回を目標にして、ある時ものすごく頑張っていました。子どもたちのサッカーの練習を見に行って、その時間に自分も一緒に影で練習していました。

 

_変なお母さんですね、周りからみたらきっと。

ほんとですよね。あの変なお母さんがなんかやってるって……。でも、本当に全然出来ないんですよ。たった5回でも、「やった5回出来た!」みたいな。その頃に子どもたちのチームのコーチがお母さんたちのフットサルをやろうって言ってくださって。当初お母さんたちもそんなにいなかったんだけど、月に1回午前中の子どものいない時間にレッスンをしてくれるようになって。そこからフットサルは週1でやっていました。別のところで短期で習ったりすると、週3のときもありましたね。

_以前会った時、フットサルをすごいやっていたように記憶しています

それは盛り上がっている時ですね。ゆるくやっているときもあって、また最近は盛り上がってきています。リフティングも年末までに友人と対決をしていて。負けられないので、頑張っています。今ようやく最大28回まで出来るようになりました。

sakurako

_すごいじゃないですか!

こんなにやってもあまり出来なくって、本当に難しい。昔から球技音痴で、運動神経があまりよくない方なので。ただ走るだけとかならいいんですけど、技とか、道具を使ったものは本当に音痴で。そのくせやりたがりですね。

 

_息子さんたちびっくりしてないですか?

褒めてくれます。「あ、ちょっと出来るようになったね!」って。子どもたちからはサッカーのことは完全に馬鹿にされていますね。

次回更新は子育てと自分の時間のバランスについて伺っていきます。

 

※1 大西勇輝さん

株式会社BEACHTOWNディレクター、BLUE多摩川アウトドアフィットネスクラブマネージャー、現在は「子どもも大人も、自然に触れながらカラダを動かすことを日常に」をテーマに、ランニング、トレイルランニング、ウォーキング、トライアスロン、アウトドアフィットネス全般の指導、クラブマネージメントや、地域の自然資源や遊休地を活用した「生涯スポーツ」の提案を行なっている。公式WEBサイト http://yu-kiohnishi.com/

 

※2 FIT&RUN

2012年5月より世田谷区用賀・砧公園にて活動スタートした、女性のための青空トレーニングコミュニティ。”自然に恵まれた環境で気持ち良く”をテーマに、広々とした美しい緑の中、ワークアウト+ランorノルディックウォーキングのプログラムを現在は月1回開催。お日さまの下でカラダを動かすことを楽しむアクティブ&ヘルシーな女性の輪が広がっています。

 

 

この記事の著者

森村ゆき
森村ゆき
RunforSmile株式会社代表取締役。2004年に初挑戦したホノルルマラソンで、改めて体を動かす素晴らしさを体感し「より多くの人に体を動かす素晴らしさを味わってほしい!」と“スポーツ”と“コミュニティ”をキーワードに、さまざまな活動をスタート。
2005年、ホノルルマラソン完走をきっかけに友人たちと立ち上げた『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』は、楽しみながら走ることで世界の子どもたちをサポートする仕組みをうみ、現在までの寄付額は約7000万円にのぼる。現在は、「体を動かすこと」でその人の健康を見直すきっかけを作り、「いつまでも健康で豊かな人生を送る人を増やしたい!」と、体に関するセミナーや大会の企画運営、講演、スポーツボランティアのマネジメントなどを行っている。
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