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フルマラソン参加の決め手は、彼女が楽しそうに走ってるのをみて、楽しさを知ってみたかった。(千葉慎也さんvol.1)

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今回インタビューさせていただいたのは千葉慎也さん
自然派ダイニングBareGREEN(ベアグリーン)オーナー。
前職では開発コンサルタントとして、国内外各地で仕事に従事していたが、食に興味を持ち2014年に飲食店を開業。元々マラソンには縁がなかったが、彼女(新婦)に影響されマラソンを始める。(2015年11月結婚予定)ハネムーンでは、学生時代から国際協力活動などで海外に頻繁に足を運んでいた背景から、学生時代からの夢であった世界一周とマラソンをかけあわせ、世界一周旅行をしながら各地のマラソン大会に出場することを計画中。「ハネムーンマラソン」は2016年1月より出発予定。現在鋭意準備中。
ハネムーンマラソン世界一周ぐるりRUNWEBサイトhttp://honeymoonmarathon.com/
自然派ダイニングBareGREEN(ベアグリーン)http://baregreen.sunnyday.jp/


初めてのデートは皇居ラン。大阪マラソンを走った彼女は脚を引きずりながらもめっちゃ楽しそうで……。


_今日はよろしくお願いします。
ハネムーンマラソン世界一周ぐるりRUN(※)のサイト、楽しく拝見しています。

結婚相手の梨沙さんのことは、よく知っているので良いのですが、千葉さんのことはあまり知らないので、今日は色々とお話聞かせていただければと思います。もともとはランニングはやっていなかったと聞きましたが、どんなきっかけで走り始めたのですか?

小学校の頃から高校生までずっとサッカーをやっていまいた。高校の時は「全国大会を狙う!」という目標をもって、サッカーに明け暮れていたんです。部員が160人もいる中で揉まれていましたね。朝6時の電車に乗って朝練をして、帰りは23時という生活を3年間、続けていました。

_超体育会系だったのですね。

超体育会系だったんですけど、大学に入って運動をやめてしまって。遊びでフットサルをやっていましたけど、走るなんてとんでもない感じ。
社会人になって走るなんてとんでもないと思っていたのに、彼女と出会って初めてのデートで皇居ランをしたんです。なんと2周も。「皇居走りに行こう!」っていわれて……。

_それはいつ頃ですか?

2010年の11月〜12月くらいですね。「半蔵門にあるランニングステーション『ジョグリス』に集合ね!」といわれて、着替えさせられて……。

_その時は普通にデートのつもりで行ったんですよね?

皇居がどうだ、とかいっていたんですけど。まさかね、走るとは……。

_その時はもうお付き合いしていたんですか?

付き合うようになって初めて遊びに行った日です。

_そしたら皇居に集合っていわれたんですか……。

ジョグリスで着替えて、ランニングシューズも貸りたような気がします。

_よく断らなかったですね。

もともと運動はやっていましたから。でも、サッカーで走るのは、サッカーのための走り込みであって、走ることが目的ではなかったんですよね。

_サッカーをやる上でのトレーニングの一環だったんですね。

そうです。トレーニングの一環。だからわざわざ走りに行くっていうことに「え?!」って思いましたね。「何のために?」みたいな。

_何年ぶりにランニングしたんですか?

6〜7年ぶりかなぁ。大学の時もちょっとだけフットサルをやっていましたけど、ランニングだけで何キロも走るなんて……。

_走ってみてどうでした?しかもデートで(笑)

そもそも、皇居が1周5キロだということも知らなくて。半分まで走って「え、これでまだ半分?」って感じでした。1周目が終わったんですけど、彼女が「もう1周行く!」って。「え?!」ですよね。結局その時は、途中で走れなくなってしまって。彼女が先に2周ゴールして、逆走して戻ってきてくれたんですよ。それで一緒にゆっくり走ってゴールしたっていう(笑)。

_正直なところどうでしたか?

脚は痛いわ、辛かったですね。正直、楽しいとは思えなかったですね。楽しさはないし、彼女の方が速くて、負けるし。しまいには、ゴールした後、迎えに来てもらうし。なんていうか、情けなかったです。なので、最初はランニングに対していいイメージはまったくなかったですね。そこから、彼女は変わらずにランニングを続けていて、大阪マラソンに参加していました。大阪マラソンを走り終わったあと、疲れているはずなのに、ものすごく楽しそうにして帰ってきたんですよ。駅まで迎えに行ったんですけど、脚を引きずりながも、めっちゃ楽しそうで。「何が楽しいんだろう?」って思って。それで何を思ったか「どうせだったら自分もフルマラソン出てみよう!」って思いはじめたんです。そうしたら、走っているうちに楽しくなってきて10キロ、ハーフマラソンを走れるようになりました。

_少しずつ距離を増やしていったんですね。

そうですね。ハーフを完走できてから「フルマラソンに出てみよう!」って。彼女が楽しそうだったので。

_初めて大会に出たのは?

初めて走った大会は伊豆大島を1周するフルマラソン。

_伊豆大島、景色とかが良さそうなところですね。なんで伊豆大島にしたんですか?

仕事で伊豆大島へ何度か行っていて「いいところだなぁ」って漠然と思っていました。ふたりで旅行にも行ったこともあって。その時「伊豆大島1周マラソン」のポスターか何かを見て「出てみようよ!」ってなりました。

_それでフルマラソンにチャレンジしたんですか?

フルマラソンに出ようと決めたのは、彼女が楽しそうに走ってるのをみて、その楽しさを知ってみたかった。あとは、伊豆大島1周マラソンが、たしか年末にあったので、今年最後に何か成し遂げようと思って、ブログに書いた気がします。

_最初に走り始めたのが2010年、初フルマラソンは?

次の年かな? 2011年の年末でした。

_出るって決めてからどうでしたか? 練習は結構したんですか?

出るって決めてからは「完走できませんでした。」ってなるのだけは絶対に嫌だったので、練習しましたね。その当時は、職場が皇居のすぐ横にあったので、毎週5キロ走って、たまに10キロ走って。でも練習といえばそれくらいです。

_自信はありましたか? 昔、体育会系のサッカー部だったから。

最初は皇居2周走ってバテバテだったんですよ。フルマラソンってこの4倍かぁ、って思ったら焦りましたけど。でも、どこか大丈夫かなっていうのはありました。

_実際フルマラソンを走ってみてどうでした?

伊豆大島を1周ですからね……。

_1周で42.195キロなんですか?

1周とちょっとなんですが、それが山だったんです。山道を登って下って、を繰り返して。めっちゃ、きつかったです。めっちゃ、きつくって、彼女も結構へばっていて。大会は、一人で練習しているのと違って、ミス大島の人がいたり、島で最高齢の人が応援してくれたり。島の人はそんなに多くないのですけど、民家から人が出てきてくれて、コースで応援してくれたり。「走ること楽しい!」っていうよりは、何回も行ったことある場所でも知らなかった、見たことがなかったことを発見できて、マラソンの大会というものの楽しさを味わいましたね。仕事で行ったことのある伊豆大島を違う視点で見ることができた。結局タイムは5時間半くらいでゴールしました。

_かなりしんどかった?

かなりしんどかったです。「もう無理。ゴールできない」って何度も思いました。
山が見えていて、海が見えていて、山を登ると、また海まで下がって。海側は風が強いし、30キロくらいで「無理かも」って思いました。でも、誰もいないし。走らないと帰れない。

_よく完走しましたね。

はい。でも、帰りのフェリーをその日の夜に予約したんですけど、乗り遅れちゃったんです。その時間までにゴールできなくて。これは情けないって思いました。急遽、もう1泊しました。

_普段はお店の営業時間が終わって夜中に練習をやっているとブログに書いてありましたが

そうです。お店が終わって23時くらいから30分位走るっていうのを週3〜4回やっていました。それくらいしか走る時間がとれなかったので。

 

関わる人みんなが楽しそう。その雰囲気だけでテンションが上がる。

「走ることが好き!」というよりはマラソン大会が好き。



_伊豆大島のマラソンを走った時にブログに大会の「一体感」のことが書いてあって、とても印象に残っているのですが。

そうですね。それは伊豆大島でも感じましたし、でも東京マラソンを走ったときはもっとすごいなって思いました。「なんでこんなに応援してくれるんだろう?」って。

_そういうのが楽しい?

そうですね。スタッフの方も朝早くから準備してくれていて。給水で声掛けてもらって、応援もしてもらって、見ず知らずの自分を応援してくれている。それぞれランナーは目標持って走っているじゃないですか。例えばフルマラソンを完走したら結婚します、っていう人もいるし。それを応援してくれている人がいて。ボランティアをしてくださる人もいて。すごいなって思いましたね。東京マラソンを走ったときには「こんなに助け合うんだ、東京」って思いました。大会前のEXPOのお祭りムードにもワクワクしちゃいますね。楽しそうなんですよね、みんな。

chiba

_ランナーが?

ランナーもそうですけど、スタッフのみなさんも、販売している人とかも。

_そういう楽しそうなことを見ているとテンション上がるんですかね? 彼女がマラソンを楽しそうに走っている姿とか……。

そうですね。楽しそうな姿とか、楽しそうな雰囲気を味わって、テンションが上がってくる。「走ることが好き!」というよりはマラソン大会が好きですね。

_大会の雰囲気とか?

そうですね。それもあります。『PARACUP仙台』(※)もそうだったんですけど、友達と仙台に行って、前日に遊んで、大会で走って帰ってくる。ただ走るというよりは、そこに行ってその場を、その土地のものを楽しんで帰ってくる。走ることだけじゃなくって一種の旅行のような感覚もありますね。

chiba

<PARACUP仙台を走った時の写真>


_走るのは相変わらずそんなに楽しいとは思えない?

最初に出た東京マラソンで4時間を切れなかったんです。4時間切りたいと思って練習をして、結果4時間5分で切れなくて、それが悔しくて。そこから、4時間切るための練習をしていたのは楽しかったですが、正直ひとりで「今日は走ろう」とかそういう感覚はないんです。友達と一緒に、今週走ろうとか。最近ではリレーマラソン大会もたくさんあるので、そういう大会にお店のお客さんを誘って出たりしています。普段全く走らない人たちを誘ったら意外と乗り気になってきてくれたり、お客さんたちとチーム組んで走って、終わったらビール飲んで。走るんですけど、友達とランニングをきっかけに仲良くなったりする。そっちの方が楽しい。

 

 次回は
走って変わったこと。ランニングを通じたお店のお客さんとのコミュニケーションについてうかがっていきます。



※1ハネムーンマラソン世界一周ぐるりRUN
2015年11月に結婚するマラソン大好きな二人が新婚旅行で約半年間かけて世界11カ国12のマラソン大会に出場するプロジェクト。夫婦生活のスタートである新婚旅行で、新郎新婦2人で1つの事にチャレンジする事で絆を深め、大好きなマラソンの楽しさ・魅力を世界中から伝えていきます!http://honeymoonmarathon.com/


※2 PARACUP仙台
PARACUP SENDAIは、一般社団法人PARACUPが主催する震災復興支援のためのチャリティーランニングイベント。仙台の市民ランナーが中心となって企画運営を行い、収益は復興支援や被災地の子どもたちの学業支援、スポーツ支援のために贈られています。http://www.paracupsendai.info/

この記事の著者

森村ゆき
森村ゆき
RunforSmile株式会社代表取締役。2004年に初挑戦したホノルルマラソンで、改めて体を動かす素晴らしさを体感し「より多くの人に体を動かす素晴らしさを味わってほしい!」と“スポーツ”と“コミュニティ”をキーワードに、さまざまな活動をスタート。
2005年、ホノルルマラソン完走をきっかけに友人たちと立ち上げた『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』は、楽しみながら走ることで世界の子どもたちをサポートする仕組みをうみ、現在までの寄付額は約7000万円にのぼる。現在は、「体を動かすこと」でその人の健康を見直すきっかけを作り、「いつまでも健康で豊かな人生を送る人を増やしたい!」と、体に関するセミナーや大会の企画運営、講演、スポーツボランティアのマネジメントなどを行っている。
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