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トレランのいいところは、歩ける、止まれる。(西岡裕子さんVol.2)

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_裕子さんにとってトレランの魅力ってなんですか?

トレランは、ちょっとした旅行なんです。
日帰りレースもあるけど、だいたい泊まりで、
みんなでわいわい行って、夜みんなでおしゃべりして。
スタートもわーっとお祭りみたいな感じで始まるですね。
まぁ、スタートしちゃったら、あとはもう自分の苦しさとの戦いですが。
でも、景色はいい。
長い道のりの中で、いい景色のご褒美がある。
あと、エイドでは、地の物もあったりするので、
そのほんのちょっとのご褒美を楽しみに走ります。

yukonishioka

_ご褒美でだまし、だまし?

はい。
あと、トレランのいいところは、歩けるところ。止まれるところ。
それから、自分の完走目標で行けるところ。
マラソンは、みんなタイム目指してみたいな所あるじゃないですか。
トレランは、タイムじゃなくてもいいなって思えるところです。
走る人たちの中でも、本気の人たちは「何時間以内に走る!」とかになりますよね。
私は、そういうのに全然興味がないんです。
いつも関門5分前とかに慌てて通過していく。
制限時間10分前にゴールとかもありましたから。

_好きなレースとかありますか?

手軽に行ける『富士山麓トレイルラン』という10月くらいにある大会です。
それは、河口湖からスタートして、18kmぐらいの大会なんです。
樹海まで行って戻ってくるコースで、
朝に家を出て、その日の昼には終っています。
終ったあとは、お風呂に入って、ほうとうを食べてかえってこられる!
まさに旅行でしょ。気軽だし、山も激しくないので、楽しめます。

_18kmは、トレランでも短いほうなんですね。

短いです。だから、プレッシャーもない。
あとは『神流マウンテンラン&ウォーク』も人気です。

_『神流マウンテンラン&ウォーク』はどんなところがおすすめなんですか?

「神流」は、群馬県の人口が少ない地域なんです。
地域おこしとして始まった大会なんですけれど、とっても温かいんですね。
前日のウェルカムパーティーは、小学校の体育館で、
地元の方々が、土地で取れたものを持ってきてくれたり、
参加者の名前も、木のプレートに、ひとりひとり筆で書いてくれていたり。
民宿プランっていうのがあって、地元の方のお宅に宿泊できるプランもあるんです。
3人組でお宅に泊めてもらい、そこからレースに行くんですね。本当に楽しかったです!
とは、意外に楽しかったのが『チャレンジ富士五湖』です。

_ロードの100kmですよね?

私は、ゴール制限時間の15分前にぎりぎりにゴールしましたけれど。
13時間50分で、ギリギリゴールできたんです。

_ギリギリでもゴールしたことが、すばらしいですよ!よくやめないで最後まで走りましたね。

途中まではすごく楽しいんです。脚が痛くなるまでは……。

_途中って何kmくらい?

50kmまでは、割と楽しい! 
50kmを過ぎると嫌になってくるんですけれど、
でも、やっぱり、すごい満足感はありました。
半分、50kmまでは行ける。50kmまでは、割と楽しく。
50km過ぎるともう嫌になってくるけど。でも、すごい満足感はありました。

_満足感ですか? 

100km走った! と。
100kmって、きりがいいんですかね?
すごい充実感があった気がします。
そういえば、同じく距離が長い『STY(静岡から山梨)』も満足感がありました。
長い距離を走り切ると、やり遂げた感じが、あったんだと思います。

STY2

_すごいですね~!!

ほんとに遅いので、いつも主人に「遅っせーよ!」って言われながら続けています。

_そういう距離の長いレースを走ったあとは、 どういう気持ちなんですか?

すごく満足はしていますね。
いつもこのレースが終わったら、羊羹を丸々1本食べようと思うんです。
でも結局、脚が痛くて買いにいけなくて食べられないんですけど。
今回も、また食べられなかった……みたいな。

_羊羹が好きなの?(笑)

大好物です。でも、走り終わったらそれだけで満足ですよね。

_だんだんとやっているとタイムへのプレッシャーとかでてきませんか?

もっと速く走らなきゃとか。
自分は遅いから、仲間と一緒に練習できないとか。
そういったプレッシャーはあります。
ただ、トレランの場合は、満足感を距離に転換できるんですよね。
速さを追求しなくても、長いレースに出ることはできる。
目標の選択肢が「速さ」だけじゃないところが、すごくいい。

_すごい楽しんでいますね。

でも、本当に「遅せーよ!」って言われいますよ。
ゴールすると、みんな待ちぼうけみたいな感じですし。
みんなは、すでにお風呂に入って、ピカピカの状態で待ってくれている(笑)。
そうだ! みんな待っていてくれるのも、楽しみのひとつかも。

_これからやってみたいとか、出てみたいレースとか、やってみたいスポーツとかありますか?

最近、少しですがカヤックをやっているんです。
まだまだ、始めたばかりなのですが、カヤック、楽しいですよ。

_どこでやっているんですか?

奥多摩にある川でもできますよ。
でも、まだ川に出られないので、子どもと一緒に湖へ。
半日スクールに3回行ったので、
いつまでもここでチャポチャポしているだけでもつまらないし。
一緒に行っている人とは、「この先はどうしたら?」と話をしています。
本当は、せめて川に出られるようになりたいんですが……。
あと、本当にチャレンジしたいのは、
台風が来て、80km地点でレースが終ってしまった
『信越五岳トレイルラン』を最後まで走ってみたいです。

 

_これからも走り続けたい感じですか?

自分のできる範囲で、無理せずに走り続けたいですね。

_トレランやランニングを初めて一番良かったことは何ですか?

一番良かったことは、世界が広がりました。
ママだとママ友っていうすごく狭い世界なんです。
そこから広がることは、なかなかない。
ママだけではない、お仕事されている男性とか、たくさん知り合いになれる。
すごい、世界が広がります。
ママは何もしなければ、世界が広がりません。
あとは、夫婦の会話もつながるようになりました。
今は、トレランもちょっとはわかるので返事ができるじゃないですか。
何も知らなければ「ふーん、へー」で終わっちゃう。

 

御岳山ファンラン

_これから体を動かしてみようかなっていう人にアドバイスはありませんか?

目標を持つのが一番続きますよね。
何か目標を常に持ってみるといい。
私の場合はレースですね。何kg痩せるとかは目標にならないので。
もっと、切羽詰まった目標を持つと、やらないとまずい……と。
しかも、数ヶ月先のレースであれば、そこまでに、絶対やるから。

_裕子さん、次の目標は何かありますか?

今は、目標がないから、ぼちぼち走っているだけですよね。
ゼロにしてしまうと、次に出場できないので、
ゼロにならないようにキープしていきたいと思います。

_今日はありがとうございました!

 

インタビュー・文/森村ゆき

この記事の著者

森村ゆき
森村ゆき
RunforSmile株式会社代表取締役。2004年に初挑戦したホノルルマラソンで、改めて体を動かす素晴らしさを体感し「より多くの人に体を動かす素晴らしさを味わってほしい!」と“スポーツ”と“コミュニティ”をキーワードに、さまざまな活動をスタート。
2005年、ホノルルマラソン完走をきっかけに友人たちと立ち上げた『PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUN~』は、楽しみながら走ることで世界の子どもたちをサポートする仕組みをうみ、現在までの寄付額は約7000万円にのぼる。現在は、「体を動かすこと」でその人の健康を見直すきっかけを作り、「いつまでも健康で豊かな人生を送る人を増やしたい!」と、体に関するセミナーや大会の企画運営、講演、スポーツボランティアのマネジメントなどを行っている。
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